研究課題/領域番号 |
20K00869
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
中谷 安男 法政大学, 経済学部, 教授 (90290626)
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研究分担者 |
水本 篤 関西大学, 外国語学部, 教授 (80454768)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Academic Writing / AWSI / CEFR / Factor Analysis / Corpus Linguistics / アカデミックライティング / インタビュー調査 / ストラテジー / 因子分析 / 質問紙作成 / コーパス分析 / ライティングストラテジー / 論文執筆 / アカデミック・ライティング / 質問紙調査 |
研究開始時の研究の概要 |
AWSを正確に把握できる妥当性と信頼性の高い調査用紙AWSI(Academic Writing Strategy Inventory)の開発を目指す。このような研究の課題が達成できれば,学術論文執筆の効果的なストラテジーが明確になり,多くの学習者や若手研究者に明確な到達目標が提示できる。さらにAWSIをライティングの授業などに導入し,LSの診断や詳細な目標設定が可能になる。
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研究成果の概要 |
本研究は、多くの研究者が活用して成果を上げている効果的なストラテジーを正確に抽出し、AWS(Academic Writing Strategy)を体系的に整理するという独自の研究である。特に、執筆者が報告するAWSと、実際の彼らが書いた論文に出現するAWSを比較するというこれまでない試みを行った。またこの比較検証から抽出されたAWS項目の使用頻度を、多くの被験者に質問紙形式で回答を求め、結果を因子分析で解析し、信頼性と妥当性のある手法でAWSIを構築した。これにより学習や指導の目標設定を容易にし、英語論文などの執筆の改善に活用を目指すことが可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CEFRのCレベルは、英語で学術研究活動を効果的に行う者であり,AWSを駆使する能力も持つと定義されている。だが,CEFRでは実際の学術論文等でAWSを活用し,効果的に学術雑誌の査読者や編集者を説得する方略に関する具体的な報告はなく,その正確な調査方法も確立されていない。本研究は検証の妥当性を高めるためAWS使用に関する詳細なインタビュー調査を実施した。これらを文書化したコーパスデータと、実際に執筆された論文のコーパスの比較検証を行った。この結果抽出された妥当性のあるAWSを基に,信頼性の高い調査用紙を統計的手法で構築したAWSIにより効果的なAWSを正確に把握することが可能となった。
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