研究課題/領域番号 |
20K00891
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 神田外語大学 |
研究代表者 |
神崎 正哉 神田外語大学, 外国語学部, 准教授 (30647847)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | TOEFL iBT / IELTS / 相関 / 最小英語テスト / Vocab Level Test / コンピュータ版試験 / 紙版試験 / 受験者の視点 / Minimal English Test / Test-taker's view / Correlation / Computer-based test / Paper-based test / コンピューター版テスト / 紙版テスト / 単語テスト / コンピュータ版テスト / Computer-based testing / Second language testing / Interactional competence |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、コンピューター版と紙版の英語能力試験を比較する。コンピューター版テストとしてTOEFL iBT、紙版テストとしてIELTS Academic paper-based testを用いる。学生から被験者を募り、この2つのテストを受けてもらい、テストスコアの統計的な分析を行う。また、調査票とインタビューを通して、両テストに対する受験者の印象や意見を尋ねる。特にテスト形式に起因する問題点(例えばコンピューター版のスピーキングテストでは会話のやり取りがないなど)について、受験者の考えを掘り下げて調べる。
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研究成果の概要 |
本研究では、53名の大学生にコンピュータ版試験のTOEFL iBTと紙版試験のIELTS Academicを受けてもらい、得点の関係を調べた。また、受験後、アンケートとインタビューを用いて両試験に関する意見を尋ねた。さらにオンライン上で受けられる簡易な英語テストを受けてもらい、TOEFLとIELTSの得点との関係を調べた。 技能得点間の相関は、0.42~0.57、TOEFL合計点-IELTS総合点間の相関は、0.79であった。参加者は、TOEFLよりもIELTSの方が自分の英語力を発揮できると感じる者が多かった。また、英語力を測るのに良いテストであるという回答もIELTSの方に多く集まった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語圏の大学の多くは、非英語圏からの出願者の英語力の基準として、TOEFL iBTとIELTS Academicを使っているが、大学ごとに得点の対応関係が異なる。例えば、TOEFL 79点またはIELTS 6.5点という基準の大学もあれば、TOEFL 92点またはIELTS 6.5点という基準の大学もある。本研究では、参加者に両方の試験を受けてもらい、得点の対応関係を検証した。また、両試験に対する意見も集めた。これらの情報は、英語圏への留学を目指す者が英語力の基準を満たすのにどちらの試験を使うか決める際、参考となるはずである。それが本研究の社会的意義である。
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