• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

英文法学習支援のためのダイナミックアセスメント・システムの開発と効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 20K00892
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関早稲田大学 (2022)
川村学園女子大学 (2020-2021)

研究代表者

松本 修  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, その他(招聘研究員) (70757286)

研究分担者 浅利 庸子  早稲田大学, 商学学術院, 専任講師 (70631331)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードダイナミック・アセスメント / 英文法学習 / e-learning / 外国語教育 / 社会文化理論
研究開始時の研究の概要

コミュニケーション能力育成重視の英語教育の潮流により、学習者の英文法能力の低下が懸念されている。この現状を踏まえ、本研究では英文法学習支援のためのコンピュータによるダイナミックアセスメント・システムを開発する。
本研究で開発するコンピュータによるダイナミックアセスメント・システムは、英文法学習の指導と評価を連動させ、学習者の英文法能力を促進することを目指すe-learning教材である。
さらに、本e-learning教材の開発と並行して、対称的な非ダイナミックアセスメント型の電子教材を作成する。両者の比較により、コンピュータによるダイナミックアセスメントの英文法学習への効果を検証する。

研究実績の概要

2022年度は、ダイナミック・アセスメントシステム開発の基礎研究として、Zoomを利用したオンライン方式によるダイナミック・アセスメントを実施した。また、文献調査を行い、最新のダイナミック・アセスメントの研究動向を調査した。さらに、本研究で用いるダイナミック・アセスメントのアルゴリズムを理論的、実用的な観点からアップデートした。
まず、高校生40名に事前テストを行い、そのうち同様のスコアであった10名をダイナミック・アセスメントの対象者とした。ダイナミック・アセスメントは改修したアルゴリズムで数値化した。1つの問題につき、実験者の訂正フィードバックがなく解答に至れば4点である。訂正フィードバックは暗示的なものから、より明示的なものへと移行する。解答に至らなければ0点である。したがって各問題の点数の幅は0~4点となる。結果として、事前テストで同様なパフォーマンスを見せた被験者間に、ダイナミック・アセスメント方式で得点化した場合には大きな差異が確認することができた。さらに、1か月後に事後テストを行った結果、ダイナミック・アセスメント方式で得点が上位だった被験者が、下位の被験者と比較した場合、概して得点に伸長が見られた。これはダイナミック・アセスメントの理論を裏付けるものである。
諸事情により、本研究は本年度をもって廃止することとなった。本研究の最終目的であるダイナミック・アセスメントを方法論・理論的アプローチとしたオンライン型のe-learning教材を開発するには至らず、残念ながら本来の研究目的が果たせなかった。今後、研究を再開できる条件が整えば、本研究で得られえた成果をもとに、あらためてダイナミック・アセスメントの教材開発と効果の検証を試みたい。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 英文法指導におけるダイナミック・アセスメントの考察2021

    • 著者名/発表者名
      松本 修
    • 雑誌名

      川村英文学

      巻: 26

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi