研究課題/領域番号 |
20K00894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 筑波大学 (2023) 清泉女子大学 (2021-2022) 順天堂大学 (2020) |
研究代表者 |
小泉 利恵 筑波大学, 人文社会系, 教授 (70433571)
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研究分担者 |
深澤 真 琉球大学, 教育学部, 准教授 (00634429)
横内 裕一郎 弘前大学, 教育推進機構, 助教 (40782800)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 言語テスティング / 英語テスト / スピーキング能力測定 / 信頼性 / 採点指針 / 採点者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、高校の英語授業内でスピーキング評価を行うために課題となっている「採点の信頼性の低さ」を解決するための採点指針をまとめることである。英語のパフォーマンス評価で、教員間や教員内での採点結果は一致するとは限らず、採点の安定性(信頼性)が低いことがある。本研究では、その点を改善するために、英語教員に対してどのような採点トレーニングを行ったらよいかに焦点をあて、採点指針としてまとめる。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、高校の英語授業内でスピーキング評価を行うために課題となっている「採点の信頼性の低さ」を解決するための採点指針をまとめることである。以下3点を主に行った。第1に、先行研究のまとめを行い、採点指針を含むスピーキング評価の概説書や関連の論文を出版した。第2に、教員の採点の安定性を確保するために行う採点者トレーニングにおいて使用可能なオンラインポータルを作成し、公開した。第3に、オンラインポータルのビデオを見ながら採点し、採点の安定性を調べる調査を、日本人英語教員と外国人英語教員に対して行った。その結果、全体的には、採点者信頼性は確保できており、オンラインの採点練習の有効性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
授業内評価は、形成的・総括的な機能を持つため、評価の質を高め、継続的に実施することが課題となっている。そのためには、スピーキング評価の採点の信頼性の確保が必要であり、本研究はそれに関連する要素の検証と、実証研究に基づいた、採点の信頼性を高める採点指針作成に向けた活動を行った。既存の大規模テスト向けのものは授業内スピーキング評価では適用できないものが多く、国内外でも実証研究が限られていた。また本研究では、採点方法やタスクの種類、評価観点ごとに、教員採点の信頼性を比較するなどし、採点に関連する評価研究の知見を増やし、それを書籍やポータルで社会に還元することができた。
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