研究課題/領域番号 |
20K00915
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03010:史学一般関連
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研究機関 | 早稲田大学 (2021-2023) 神戸大学 (2020) |
研究代表者 |
シュラトフ ヤロスラブ 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30726807)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 日露関係 / 日ソ関係 / 東アジア国際関係史 / ロシア近現代史 / 日本近現代史 / 地域研究 / 外交史 / 軍事史 / 東アジア |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、専ら未公開の一次史料に基づき、マルチアーカイブ手法を積極的に活用しながら、外交史研究と軍事史研究を取り入れ、日露両国の相互の政策概念を再検討し、主要なアクターの立場中央と地方の立場も明確にすることにより、対外政略を多面的に描写する特徴を持つ。そして、20世紀前半の日露・日ソ関係の多面的構造を構築しすることにより、東アジア地域における国際秩序の形成と変動を検証するものである。 これを通じて、20世紀前半の東アジアにおける国際秩序のみならず、第二次世界大戦以降・冷戦構造の形成など、当該地域及びグローバル舞台におけるあらゆる国際問題を理解するにも貢献し、他分野間の対話を促すと期待できる。
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研究成果の概要 |
コロナ禍の時期を除き、日本国内外(旧ソ連地域、韓国など)において史料調査を行い、初年度から毎年国内外の学会や研究会(日本、ヨーロッパ、アメリカ、中央アジア、オーストラリア)で報告し、図書に寄稿したり査読付きの論文を刊行したりして、研究業績は合計20点以上発表した。このように、20世紀前半の日露・日ソ関係の大きな枠組みと地域レベルでの細かい問題を明らかにし、研究成果を国内と国際の舞台において積極的にアピールできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、専ら一次史料に基づき、19世紀末から20世紀前半にかけての東アジア地域における秩序の変動に絶大な影響を与えた日露・日ソ関係の全体像を再検討し、未公開の史料を積極的に活用することにより、本地域並びに相互に与えたあらゆるインパクトを明らかにする目的を持つ。 当該時期における日露・日ソ関係の全体像を再検討して多角的に考察することができて、これまで知られざる日露の二国間関係とは限らない側面・諸問題を解明し、学際的な歴史研究を進展させることができた。
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