研究課題/領域番号 |
20K00961
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 淑徳大学 |
研究代表者 |
遠藤 ゆり子 淑徳大学, 人文学部, 教授 (70612787)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 東北 / 戦国時代 / 大名 / 中近世移行期 / 南東北 / 伊達 / 福島 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日本の南東北地方で活躍した大名の「権力構造」と「領国支配」の特色を追究しようとするものである。特に、戦国時代から江戸時代初期における、変容と連続性の実態に迫り、南東北という地域の視座から、中近世移行期社会の特徴を解明していきたい。研究期間には、伊達家関係文書と福島県域の文書を中心に調査し、その成果をまとめることで、中近世移行期における南東北地方の研究基盤も構築していく。
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研究実績の概要 |
本年度は、対面での研究会および打ち合わせを行うとともに、南東北地方を対象とした文書調査を進めることができた。各調査の詳細は、以下の通りである。 1,福井県越前大野市における史料収集調査。大野市教育委員会の協力を得て、史料の閲覧をすることができた。2.仙台市博物館所蔵「伊達家文書」の調査。宮城県立東北歴史博物館・仙台市博物館の協力のもと、戦国時代~近世初期の史料を中心に、「伊達家文書」の閲覧・撮影を行うことができた。仙台市博物館では、今後「伊達家文書」のデジタルアーカイブ化を進めていくことを計画中であり、本研究にて撮影した文書の写真データを活用することを検討中している。そのため、仙台市博物館で未撮影の史料を中心に撮影を行い、今回撮影した写真データを仙台市博物館と共有した。3.岩手県えさし郷土文化館における史料収集調査。「小梁川文書」「三瓶家文書」の戦国時代~近世初期に関する文書の閲覧・撮影を行った。4.岩手県一関市博物館における史料収集調査。「田村家文書」「阿部家文書」「大槻家文書」等を閲覧し、撮影を行った。 また、本年度までに収集した史料について、整理と分析を進めた。なお、昨年度に調査した福島県いわき市松山寺文書の岩城氏関係史料については、調査協力を得たいわき市にも写真データを共有していた。本研究における調査時の意見等を踏まえて、いわき市学芸員によって調査成果がまとめられるなどの成果もあった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度については、関係者各位のご協力を頂いたことで、比較的順調に史料の収集調査と分析を進めることができた。だが、研究全体としては令和2・3年度のコロナ禍における研究の遅れが影響し、予定通りには進んでいない。
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今後の研究の推進方策 |
本年度も、当初予定していた史料収集調査、文献収集調査を進めていきたい。また、最終年度となるため研究成果をまとめる作業を進めていく予定である。
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