| 研究課題/領域番号 |
20K01040
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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| 研究機関 | 東京経済大学 (2022-2024) 岡山大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
福士 純 東京経済大学, 経済学部, 教授 (60600947)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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| キーワード | カナダ史 / イギリス帝国史 / カナダ海軍 / イギリス海軍 / イギリス帝国連邦運動 / ナショナリズム / ブリティッシュネス / ブリティッシュ・ワールド |
| 研究開始時の研究の概要 |
申請者は、20世紀初頭におけるカナダ海軍の創設とイギリス帝国防衛構想に占めるカナダの位置づけとその意義を検討する。20世紀初頭におけるイギリス帝国防衛構想の中で、1911年に創設されたカナダ海軍はいかなる役割を担ったのか。またカナダ海軍創設と帝国防衛への貢献は、カナダの政治、カナダの人々のネイション、そして帝国に対するアイデンティティの形成にいかなる影響を与えたのか。この課題を検討することで、この後二度の大戦を乗り越えたカナダ、そしてイギリス帝国の防衛体制の拡充過程、さらにはカナダの軍事的貢献がウェストミンスター憲章制定に至るイギリス本国・植民地関係の再編に与えた影響をも解明することを目指す。
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| 研究成果の概要 |
研究課題『カナダ海軍の創設とイギリス帝国防衛構想』に関する研究の結果、以下の点が明らかとなった。第一に、与党自由党の海軍創設による帝国防衛構想は、帝国内におけるカナダの自立性強化を目指すという点で、帝国経済統合構想といった当該期の自由党の他の帝国政策、とも一貫していた。第二に、イギリスへの海軍費の拠出とイギリス海軍によるカナダ防衛を望んでいた野党保守党もまた、方法は違えども自由党と同様に帝国との軍事的統合強化を志向していた。第三に、カナダ海軍創設の議論の根底には、ブリティッシュネスに基づく帝国の感情的一体性の言説があり、帝国防衛体制の分権化とカナダによる自主的な帝国防衛が志向されたのである。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は、カナダ海軍の創設をめぐる議論について検討することで、イギリス帝国内における植民地カナダの位置付け、そしてカナダのネイション・ビルディングについて再検討を行っている。本研究にて明らかとなったのは、植民地が帝国から単線的に分離・独立へと向かうのではなく、帝国内での地位向上を目指すことでイギリスと対等となり、イギリスと共に帝国を支える存在となることを目指すという植民地カナダのナショナリズムであった。こうした研究の成果は、1931年のウェストミンスター憲章制定に至るイギリス本国・植民地間関係の再編過程を主に軍事的観点から解明することに寄与するものであり、その点に学術的意義がある。
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