研究課題/領域番号 |
20K01056
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
Gerald Groemer 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (50303392)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ウィーン / 音楽史 / ヨーロッパ文化史 / ヨーロッパ史 / 音楽学 / 十八世紀 / オペラ / 舞台芸術 / 日記類 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は未刊の日記類を駆使しながら1815年ウィーン会議が閉幕してから1848年革命が弾圧されるまでのいわゆるビーダーマイヤー時代においてウィーンで行われたコンサート、歌劇、バレエ、演劇などの舞台芸術の歴史的変遷を明らかにすることを目指すものである。研究者らは未だあまり注目していない貴重な未刊の日記類という史料の発掘、それらの写真撮影、解読、分析、活用によって、ビーダーマイヤー時代の舞台芸術全般の発展過程をより正確に理解することを目的とする。
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研究成果の概要 |
この3年間、コロナ禍のため計画したウィーンでの調査を行うことが不可能であっ た。そのため、できる限りインターネットを通して史料を集め、それを分析した。また現地の図書館と資料館か らも史資料を取り寄せ、郵送してもらった。それらを翻刻、分析、解説し、論文3編と単著1冊を刊行した。 2023年に科学研究費の一年延長を希望したものの、延長希望先の山梨大学は原則として退職教員に対して研究環境を継続して提供することが困難であること、また一身上の都合により海外引越をせざるを得なくなったことから、獲得した金額のほとんどを返還することとなったが、充分な成果をあげたものと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は十八世紀のウィーンの音楽事情の分析・解説を目指した。研究成果は3篇の学術論文と1冊の単著で発表した。とくに単著は一般読者向きのものであり、広く読まれることが期待できる。
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