研究課題/領域番号 |
20K01074
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
田畑 直彦 山口大学, 埋蔵文化財資料館, 助教 (20284234)
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研究分担者 |
渡邉 正巳 島根大学, エスチュアリー研究センター, 客員研究員 (80626276)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 山口県 / 弥生時代 / 高地性集落 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、古環境の変遷を踏まえつつ、弥生時代高地性集落研究の原点となった本州西端域(山口県)における縄文時代晩期末~古墳時代前期の集落立地と生業との相関を明らかにする。また、低地所在の遺跡と高地性集落の関係を時期別に把握して、本州西端域における高地性集落を再定義する。
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研究実績の概要 |
弥生時代~古墳時代前期の集落データベースについて、現時点で把握できた文献に基づく作成が概ね完了した。また、データベースの作成に関連して、下記の高地性集落等について踏査を行った。雨乞台遺跡(長門市)、湯免C遺跡(長門市)、宇山遺跡(遠景・周防大島町)、丸山第2遺跡(遠景・周防大島町)、久保河内遺跡(周防大島町)、沓松遺跡(周防大島町)、源明遺跡(遠景・周防大島町)、飯ノ山遺跡(遠景・周防大島町)、平床遺跡(遠景・周防大島町)、瑞松庵貝塚(遠景・宇部市)、彦山遺跡(美祢市)、大日遺跡(遠景・美祢市)、観音堂遺跡(遠景・美祢市)、大円寺山遺跡(岩国市)、北河内遺跡(岩国市)、切畑遺跡(岩国市)、赤妻遺跡(生目八幡宮 山口市)、天長山遺跡(萩市)、上地丘陵上遺跡(下松市)、為弘古墳群(下松市)、城山遺跡(下松市)、殿ヶ浴遺跡(下松市)、城山遺跡(遠景・下関市)、向日山遺跡(下関市)、丸山遺跡(遠景・下関市)、竜王南遺跡(下関市)、千束遺跡(岩国市)、植山遺跡(岩国市)、筏山遺跡・筏山古墳(岩国市)。 以上のうち、山口大学埋蔵文化財資料館が所蔵する山口県東部の高地性集落出土土器の一部を『山口大学埋蔵文化財資料館年報-令和2年度-』で公表した。 胎土分析については、福岡県福津市今川遺跡出土土器について、試料採取を行った。 高地性集落と中世城舘が重複する遺跡が複数あり、両者の性格を比較する必要性を感じた。このため、謝金による作業で山口県の中世城舘の位置・標高・比高・立地する地形について『山口県中世城館遺跡総合調査報告書』に基づきデータ作成を行った。 ボーリング調査については、論文化に向けた作業を行い、レプリカ法については、濱田竜彦氏と田畑が下関市考古博物館にて、下関市教育委員会調査資料を対象に実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
単年度では予定以上の研究を実施できたが、過年度のCOVID-19に伴う研究の遅れを取り戻すには至らなかった。
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今後の研究の推進方策 |
他県の研究協力者との調査を進める。また、本研究のとりまとめ作業や学会発表・論文執筆を行う。
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