研究課題/領域番号 |
20K01120
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03070:博物館学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
西岡 貞一 筑波大学, 図書館情報メディア系(名誉教授), 名誉教授 (60436285)
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研究分担者 |
鈴木 佳苗 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (60334570)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 映像制作 / 博物館 / 学芸員 / 映像制作支援 / ギャラリートーク / ひな形 / 博物館情報・メディア論 / メディア教育 / 映像制作ガイド / 非来館者向サービス / 鑑賞支援 / 映像制作ワークショップ / 博物館情報メディア論 / 映像文法 / 美術館 / オンラインギャラリートーク / ワークショップ / 映像 |
研究開始時の研究の概要 |
博物館において、解説映像は来館者の展示に対する理解を助ける強力な鑑賞支援ツールである。申請者は、学芸員自身が解説映像を自作することができれば、映像制作の外部委託費負担の問題が無くなり、中小規模の博物館でも解説映像による鑑賞支援サービスが可能になると考える。 本研究では、解説映像を学芸員自身が自作するためのスキルと知識を修得するための映像制作ワークショップを研究開発する。特に、実際の解説映像制作に不可欠で、初学者にとって学習難易度の高い構成案の作成を容易にするために、構成案作成用テンプレートを開発する。これにより、中小規模を含む全ての博物館で、鑑賞支援サービスの充実を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、映像制作が非専門の学芸員・博物館職員が映像制作の知識とスキルを習得するための映像制作支援パッケージ(ひな形、制作手順)の提案を行った。インサートカットや状況説明カット等はギャラリートークの映像化に有効である一方、習得容易性が高いという仮説の検討を行なった。現職学芸員の協力を得てワークショップを実施した。その結果、インサートカット編集を活用したギャラリトーク映像を制作することができた。その制作に映像制作支援パッケージが手助けになったといった回答を得た。本提案の「ひな形」「制作手順」は映像制作初学者にとって、映像制作の手がかりとなるがことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
博物館・美術館からの情報発信は新聞や雑誌に代わり、インターネットを通じた映像発信の重要性が高まっている。特に2020年のコロナ禍を機に博物館・美術館のSNS上での映像発信が拡大した。しかし、映像の制作は各館の担当者がそれぞれ試行錯誤を繰り返しているのが現状である。 本研究が提案した映像制作支援パッケージ(ひな形、制作手順)により、学芸員による自作ギャラリトーク映像の質的・量的充実が期待できる。
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