研究課題/領域番号 |
20K01146
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04010:地理学関連
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研究機関 | 東京都市大学 (2023) 帝京平成大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
佐藤 剛 東京都市大学, 環境学部, 教授 (00468406)
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研究分担者 |
木村 誇 愛媛大学, 農学研究科, 助教 (90758559)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | アイトラッキング / 地形判読 / 地すべり地形 / 変動地形 / テキストマイニング / 技術の伝承 / 教材 / 地すべり / 活断層 / 生体計測 / 地形表現図 |
研究開始時の研究の概要 |
地すべり地形分布図や活断層図はわが国の防災を考えるうえで必須の学術資料である.しかしながら,これらの図を作成してきた熟練研究者の高齢化が進むとともに,地形判読を得意とする若手研究者の減少も進んでいる.高度な判読技術を効率的に後進に伝える教材が求められている.本研究は,これまで地形学で扱われることのなかった生体計測技術のひとつであるアイトラッキング(視線計測)とアスキングにより,熟練研究者が判読過程で地形の“なに”をみて“どのように考え”判読しているのか解析し言語化する.そして,蓄積された知見をもとに熟練研究者の判読プロセスを追跡する地形判読教材を開発する.
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研究成果の概要 |
地すべり地形分布図や活断層図は防災を考えるうえで必須の学術資料である.しかしながら,これらの図を作成してきた熟練研究者の高齢化が進むとともに,地形判読を得意とする若手研究者の減少も進んでいる.高度な判読技術を効率的に後進に伝える教材の作成が求められている.本研究は地形学で扱われることのなかった生体計測技術であるアイトラッキング(視線計測)とアスキングにより,熟練研究者が地形判読を行う過程で地形の“なに”をみて “どのように考えているのか”解析し言語化することを試みた.そして,蓄積された知見をもとに熟練研究者の判読プロセスを追跡する地形判読教材を開発することに挑んだ.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では単に地形判読プロセスをアイトラッキングで記録するだけではなく,土砂災害ハザードマップの作成プロセスを専門家がどう評価するかといった取り組みや,2024年1月1日に発生した能登半島地震の地震動で引き起こされた地すべり地で,専門家が現地の地形・地質のどこを見て,なにを考えたか記録するといったことにも取り組んだ.土砂災害ハザードマップは開発途上国における防災を進めていくうえで重要なツールであり,そのアイトラッキングを活用した精度向上が期待される.また,災害直後の地形・地質情報をアイトラッキングで動画を含めアーカイブとして残すことは,今後の防災研究を進めていくうえで重要な基礎資料となる.
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