研究課題/領域番号 |
20K01176
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 追手門学院大学 (2021-2022) 鳥取大学 (2020) |
研究代表者 |
藤井 正 追手門学院大学, 地域創造学部, 教授 (20165335)
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研究分担者 |
武田 信吾 関西学院大学, 教育学部, 助教 (10600926)
山根 俊喜 鳥取大学, 地域学部, 教授 (70240067)
筒井 一伸 鳥取大学, 地域学部, 教授 (50379616)
小泉 元宏 立教大学, 社会学部, 准教授 (60625234)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 地域協働教育 / 地方創生 / 地域系高校 / 地域リテラシー / 自己実現 / 地域人材養成 / 問題解決型学び / 高大連携 / 地域協働 / 地理 / 高校教育 |
研究開始時の研究の概要 |
過疎地域を中心にI・Uターン者の定住をはかるための魅力ある教育環境の整備に関しては、第2期地方創生戦略でも地域人材養成の拠点として高校が位置づけられた。これは教育方法論的には、自己実現と生活環境と関連づけた問題解決型学び、地域課題解決人材の育成という現在の課題への対応であり、その際には、地域づくりの実践面だけでなく、教育学的検討や基礎となる地理学による地域リテラシーの展開が必要となる。これらについて実践してきた兵庫県立村岡高校の10年間の地域協働教育の展開を中心に、実践内容、存立要件と必要性・効果を、教育面・社会面から明らかにし出版する。また、その実践の成果について、社会的に広く活用をはかる。
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研究実績の概要 |
この科研の研究成果として、次の図書などを2022年8月に出版・刊行した。山根俊喜・武田信吾・今井典夫・藤井 正・筒井一伸編著 『学びが地域を創る――ふつうの普通科高校の地域協働物語』2022年 学事出版,総ページ数:240p.ISBN:978-4-7619-2860-5 筒井一伸 「『地域を育てる学力』がつくる高校と地域との協働」ガバナンス248,2022年,pp.35-37. また、この成果物を関連の研究者や地域連携を進める高校の関係者に寄贈し、意見交換などを進めた。下記は、その1例で、連携した兵庫県立村岡高校主催のフォーラムである。なお、同フォーラムでは、研究分担者の小泉元宏が司会進行を、山根先生が助言者として登壇した。また、ミニシンポも企画したが,今年度に延期となっており、企画調整中である。 「村高フォーラム2022」【期日】 2022(令和4)年10月8日(土) 【場所】兵庫県立村岡高等学校体育館 (香美町村岡区村岡2931番地) 【主催】村岡高等学校・村岡高等学校PTA 村岡高等学校同窓会(明倫会) 【共催】 鳥取大学地域学部 【後援】香美町・香美町教育委員会 【討論会】 「地域と学校/学ひが地域を創る」
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究成果の図書出版に関して、社会的な出版事情とコロナ感染拡大の影響で出版社の選定が送れ、刊行が予定より遅れたため、期間延長の申請をおこない、承認された。
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今後の研究の推進方策 |
この研究成果の図書をもとに、こうした地域協働教育に関する意見交換をはかるとともに、あらたに普通科に地域系を置くことを可能とした高校改革が進む中で、他の地域系高校の状況などを把握するため情報収集等を進める。具体的には、村岡高校とともにミニシンポの実施を企画調整中である。
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