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農閑期副業における手工業生産の考察-筌と籠生産を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 20K01236
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分04030:文化人類学および民俗学関連
研究機関滋賀県立琵琶湖博物館

研究代表者

辻川 智代  滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 特別研究員 (70443463)

研究分担者 渡部 圭一  京都先端科学大学, 人文学部, 准教授 (80454081)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード農閑期副業 / 籠 / 筌 / 手工業
研究開始時の研究の概要

農閑期における副業として製作されてきた手工業品は、伝統工芸品などの専業職人と異なり、文化財保護の指定や補助金等を受けられず、その民俗知識や製作技術の継承が危ぶまれている。
本研究ではそのような副業として生産されてきた手工業品の製作者に聞き取り調査を行い、材料調達場所としての周辺環境や製品の製作技術、使用方法、用途、販売経路などについても聞き取り調査を行い、材料から製作、さらにその流通圏などを調査する。
特に、滋賀県においては守山市木浜の筌作りと、長浜市余呉の小原籠作りに注目し、両者への聞き取り調査から材料調達から製作、販売についての民俗知識を記録し、今後の技術継承についての問題点を抽出する。

研究成果の概要

農閑期における副業として製作されてきた手工業品は、伝統工芸品などの専業職人と異なり、文化財保護の指定や補助金等を受けられず、その民俗知識や製作技術の継承が危ぶまれている。
本研究ではそのような副業として生産されてきた手工業品の製作者に聞き取り調査を行い、材料調達場所としての周辺環境や製品の製作技術、使用方法、用途、販売経路などについて記録を行った。滋賀県においては守山市木浜の筌作りと、長浜市余呉の小原籠作りに注目し、両者への聞き取り調査から材料調達から製作、販売についての民俗知識を記録することができた。今後はこれらの技術を伝承し、自然環境の変化に対応した材料調達などの課題が明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

滋賀県では農閑期における副業として筌や籠、箕作りなどの手工業が行われていた。このような副業としての手工業は、専門性の高い職人と異なり、詳しい調査や記録が少ない。現在では伝承者も高齢化が進み、数少なくなってきている。
今回の調査でこれらの製作者に聞き取り調査を行い、材料の採集方法や製作技法の特徴、その民具の使用方法や用途、また販売ルートなどの民俗知識を記録することができた。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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