• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

平安時代の法制度における神祇祭祀の位置づけに関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K01248
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分05010:基礎法学関連
研究機関京都産業大学

研究代表者

久禮 旦雄  京都産業大学, 法学部, 准教授 (50726990)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード法制史 / 古代史 / 神祇祭祀 / 地域研究 / 神道史 / 法社会史 / 平安時代 / 延喜式
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、平安時代における神祇祭祀の、法制度における位置づけはいかなるものであったかを明らかにすることである。具体的には、①王権(天皇・摂関)の祭祀について、二十二社制を中心とした考察、②太政官・神祇官が行う祭祀の諸制度を整理した『延喜式』(特に太政官式と神祇式)について、その奈良時代以来の成立過程の整理・考察、③地方の国司(受領)の祭祀について、式内社・一宮社や地方の祭祀遺跡などの現地調査を含めた検討を行い、奈良時代の制度史研究において既に指摘されている法制度としての神祇祭祀としての視点を、平安時代にも及ぼす。

研究実績の概要

最終年度にあたる本年度について、すでに入稿・校了した天皇号・部民制・二十二社制・女帝についての解説・論考については順次刊行される予定である。
そのほか、平安時代の宮中祭祀を前提とした、近代の天皇の制度に関連して、昭和天皇に対する倫理教育を行った杉浦重剛関係の資料の解説を行った「史料紹介 杉浦重剛先生の墨蹟について」(『京都産業大学日本文化研究所紀要』29号掲載)と、前近代から近代にかけての皇室の歴史・文化を解説した該当書籍の書評である「新刊紹介 所功『天皇の歴史と法制をよみなおす』」(『京都産業大学日本文化研究所紀要』29号掲載)を投稿・掲載された。

また研究報告として、平安時代の仏教儀礼について、祭祀史料研究会例会において「宇多天皇の法華八講」と題した報告を行った。
最終年度にあたり、研究成果のまとめを行うべきであったが、初年度において新型コロナ感染症の影響により、調査などが困難であったため、研究状況が大幅に遅れており、補助事業期間の延長を申請した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

最終年度にあたり、研究成果のまとめを行うべきであったが、初年度において新型コロナ感染症の影響により、調査などが困難であったため、研究状況が大幅に遅れており、補助事業期間の延長を申請した。

今後の研究の推進方策

研究状況の遅れがみられるが、最終年度として、すでに行っている資料調査・現地調査などの内容を前提として、平安時代の国家祭祀・神社祭祀について研究成果を投稿し、あわせて研究課題に関するまとめを行う予定である。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (18件)

すべて 2024 2023 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (12件) (うちオープンアクセス 3件) 学会発表 (4件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 史料紹介 杉浦重剛先生の墨蹟について2024

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 雑誌名

      京都産業大学日本文化研究所紀要

      巻: 29

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 新刊紹介 所功『天皇の歴史と法制をよみなおす』2024

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 雑誌名

      京都産業大学日本文化研究所紀要

      巻: 29

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 平成と令和の大礼を振り返る2022

    • 著者名/発表者名
      所功,楠本祐一,久禮旦雄
    • 雑誌名

      京都産業大学日本文化研究所紀要

      巻: 28

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] さんまとパンダ 「現代日本紀」考証二題2022

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 雑誌名

      京都産業大学日本文化研究所紀要

      巻: 28

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 元明天皇の御事績2022

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 雑誌名

      神社新報

      巻: 3570 ページ: 9-9

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 所功教授収集・寄贈の皇室関係資料解説2022

    • 著者名/発表者名
      橋本富太郎・久禮旦雄
    • 雑誌名

      モラロジー研究

      巻: 88 ページ: 25-37

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 補説 所功教授編纂絵図・史資料集成の解説2022

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 雑誌名

      モラロジー研究

      巻: 88 ページ: 39-46

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 図書紹介 小山聡子著『もののけの日本史』2022

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 雑誌名

      京都産業大学日本文化研究所紀要

      巻: 27 ページ: 93-100

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 相互討論 『日本(書)紀』をめぐる諸問題 (『日本(書)紀』をめぐる諸問題 : 令和二年度 藝林会学術研究大会)2021

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄・岡田 登・若井敏明・中野高行・所功
    • 雑誌名

      藝林

      巻: 70-1 ページ: 69-82

    • NAID

      40022550929

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 書評と紹介 塩川哲朗著『古代の祭祀構造と伊勢神宮』2021

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 雑誌名

      日本歴史

      巻: 880 ページ: 76-78

    • NAID

      40022653581

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 元号制度の来歴と新元号「令和」の意義2020

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 雑誌名

      モラロジー研究 倫理道徳研究フォーラム

      巻: 84 ページ: 57-66

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 書評「『古代天皇祭祀・儀礼の史的研究』」2020

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 雑誌名

      藝林

      巻: 69 ページ: 220-223

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 宇多天皇の法華八講について2023

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 学会等名
      祭祀史料研究会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 古代の神祇と律2021

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 学会等名
      法制史学会近畿部会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 日本古代の国家と卜占2021

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 学会等名
      東アジア恠異学会定例研究会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 「古代における『日本書紀』の受容」2020

    • 著者名/発表者名
      久禮旦雄
    • 学会等名
      祭祀史料研究会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 怪異学講義 王権・信仰・いとなみ2021

    • 著者名/発表者名
      東アジア恠異学会 編
    • 総ページ数
      445
    • 出版者
      勉誠出版
    • ISBN
      4585320075
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 光格天皇関係絵図集成2020

    • 著者名/発表者名
      所功編著
    • 総ページ数
      392
    • 出版者
      国書刊行会
    • ISBN
      9784336065582
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi