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国連内部法の体系的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K01316
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分05030:国際法学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

黒神 直純  岡山大学, 社会文化科学学域, 教授 (80294396)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード国連 / 国連憲章 / 国際機構 / 行政裁判所 / 脱退 / 国際連合 / 内部法 / 国際法
研究開始時の研究の概要

国連内部に生起する法体系において、規範の規律対象について見ると、組織を規律する「組織法」と呼ぶべきものもあれば、憲章25条に基づく安保理の決定(制裁決議等)のように、加盟国を直接の名宛人として作用を及ぼすような「作用法」と呼ぶべきものもある。また、成立形式から見れば、内部機関が制定する規則・決定もあれば、機関や加盟国が積み重ねた実行が法規範にもなる。これらの総体が国連内部法の体系と考えられる。 この国連内部における法規範を整理し、かつそれらが生成されるメカニズムに着目してその全容を解明する必要がある。
以上の問題関心から、国連内部に生起する法体系の全容を明らかにすることが本研究の概要である。

研究成果の概要

国連内部に生起する法体系において、組織を規律する「組織法」と加盟国を直接の名宛人として作用を及ぼすような「作用法」と呼ぶものに分類した。また、成立形式から見れば、内部機関が制定する規則・決定もあれば、機関や加盟国が積み重ねた実行が法規範にもなる。これらの総体を内部法ととらえ、国連内部における法規範を整理し、かつそれらが生成されるメカニズムに着目してその全容を解明しようと試みた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

国連にかかわる法秩序は、内部に生起する組織法と、加盟国に対して作用を及ぼす作用法に分類される。これら組織法と作用法から成る内部法規範は、もとをたどれば、設立文書たる国連憲章に基づくものである。従って、本研究では、種々の憲章規則を誰がどのように解釈し、適用・実施してきたのかを分析した。
本研究は、これまで十分に研究されてこなかった国連内部における法構造を明らかにしようとするものであり、ひいては、国際機構法体系の研究の重要な一部を構成する国際機構内部法の研究の端緒と位置づけられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 国際組織の法人格2021

    • 著者名/発表者名
      黒神直純
    • 雑誌名

      国際法判例百選

      巻: なし ページ: 82-83

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 国際機構からの脱退に関する一考察2021

    • 著者名/発表者名
      黒神直純
    • 雑誌名

      岡山大学法学会雑誌』

      巻: 70巻3・4号 ページ: 67-96

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 国連における行政裁判所制度の確立2020

    • 著者名/発表者名
      黒神直純
    • 雑誌名

      『現代国際法の潮流Ⅰ』(東信堂)

      巻: なし ページ: 241-247

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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