| 研究課題/領域番号 |
20K01517
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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| 研究機関 | 統計数理研究所 |
研究代表者 |
芝井 清久 統計数理研究所, 学際統計数理研究系, 特任助教 (90768467)
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| 研究分担者 |
向 和歌奈 亜細亜大学, 国際関係学部, 准教授 (00724379)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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| キーワード | 核軍縮 / IAEA / 核不拡散 / 紛争解決 / 安全保障 / ゲーム理論 / 統計科学 / IAEA査察 / 核抑止 / 世論 / 国際調査 / 統計分析 / 非核化 / 軍縮・軍備管理 / 軍備管理 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究は核軍縮研究の発展を目指すものであり、具体的には、核軍縮・核軍備管理・核廃絶論共通の目的である核戦争の防止と核兵器の削減を両立させる核軍縮案の構築を目的とする。核抑止の効果が存在する限り、核兵器の削減はときに核攻撃の可能性を高めてしまい、核戦争の防止という目的と相反する結果をもたらしうる。本研究では核戦争の可能性を高めずに核軍縮を推進するための方法を理論的に検証する。特に注目されることの少ないIAEA査察の役割に着目し、新しい理論モデルの構築を試みる。
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| 研究成果の概要 |
本研究は核戦争の防止を目標として、IAEA査察を活かした核軍縮推進の方法、北朝鮮の非核化戦略、そして核問題における世論の構造を分析した。IAEAは権力はないが査察の信頼性の高さがあるので、核軍縮および非核化交渉における相互信頼を確保する仲裁者として機能させる方法を見出した。合意形成のための交渉モデルを構築し、米国-北朝鮮のような軍事格差のある国家間でも相互信頼と合意形成を実現する均衡経路を構築した。また、世論による核軍縮の支持や核保有の支持が核問題に及ぼす影響力を明確にするために、東アジアの関連諸国で世論調査をおこない、データ分析によって核軍縮支持と核保有支持を強める原因の発見を試みた。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
核軍縮研究における核兵器の削減とは厳密に言えば核軍備管理であり、核廃絶までつながる軍縮を実現する方法は明らかになっていない。それに対して本研究は理論上は核保有国が非核化を選択できる均衡経路の構築に成功した。この理論を政策に落とし込むことができれば日本ひいては東アジアの深刻な安全保障問題である北朝鮮核問題の解決に貢献できる。 安全保障環境に違いのある国々の世論調査とデータ分析から、日本人は他よりも核抑止への否定的な価値観と核軍縮への肯定的価値観が強いこととその要因を明らかにした。この成果は国際世論を日本人の価値観に近づける方法の研究への活用が可能であり、国際的な核軍縮の推進に貢献できる。
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