研究課題/領域番号 |
20K01550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07010:理論経済学関連
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
水上 英貴 青山学院大学, 経済学部, 教授 (30377238)
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研究分担者 |
若山 琢磨 龍谷大学, 経済学部, 准教授 (80448654)
二本杉 剛 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (10616791)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 理論経済学 / ゲーム理論 / メカニズム・デザイン / 行動メカニズム・デザイン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,完備情報環境に焦点を絞り,直接表明メカニズムによる正直ナッシュ遂行が,間接表明メカニズムによる (完全) ナッシュ遂行と比べてどの程度の性能を発揮するのかについて,遂行率に着目して経済実験によって検証する.さらに,完備情報環境において,正直ナッシュ均衡がフォーカル・ポイントになりうるのかも,経済実験によって検証する.
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研究実績の概要 |
本研究では,完備情報環境に焦点を絞り,直接表明メカニズムによる正直ナッシュ遂行が,間接表明メカニズムによる (完全) ナッシュ遂行と比べてどの程度の性能を発揮するのかについて,遂行率に着目して経済実験によって検証する.そのために,(1) 同じ社会目標を (a) 正直ナッシュ遂行する直接表明メカニズムと (b) ナッシュ遂行するマスキン・メカニズム (間接表明メカニズム) を設計し,(2) これらのメカニズムの遂行率の差を検証するために,被験者を用いた経済実験を実施する.つまり,本研究では,遂行可能性の点で理論的に優れている直接表明メカニズムによる正直ナッシュ遂行の実践可能性を,経済実験によって明らかにしようと試みる.同時に,完備情報環境において,正直ナッシュ均衡がフォーカル・ポイントになりうるのかも,経済実験によって明らかにしようと試みる.
2022 年度は,2020・2021 年度に引き続き,同じ社会目標を (a) 正直ナッシュ遂行する直接表明メカニズムと (b) ナッシュ遂行するマスキン・メカニズム (間接表明メカニズム) の性能を比較する経済実験のための理論モデルについて検討した.正直ナッシュ遂行のための直接表明メカニズムの代表例としては,Dutta-Sen (Review of Economic Studies, 1991) によるものが挙げられる.2021 年度は Dutta-Sen 以外の独自のメカニズムについても検討したが,結論としては,正直ナッシュ遂行メカニズムとして Dutta-Sen メカニズムを採用し,2023 年度にマスキン・メカニズムとの性能比較のための経済実験を実施することとした.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
経済実験のベースとなる理論モデルについてはおおむね構築できているが,予備実験は実施できなかったため.
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今後の研究の推進方策 |
2021・2022 年度に構築した理論モデルをベースに,2023 年度は経済実験の予備実験および本実験を実施する.
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