研究課題/領域番号 |
20K01617
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
河端 瑞貴 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (60375425)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 地理情報システム(GIS) / 空間統計 / 空間計量経済学 / 都市・地域経済分析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、都市・地域経済分析におけるGISと空間統計学・空間計量経済学の分析ツールの効果的な連携・活用法を開発し、その活用法を応用した都市・地域経済分析を行う。その結果、都市・地域の抱える経済・政策課題の理解と解決に資する新たな学術的知見を提供することを目的とする。さらに、GISと空間統計・空間計量経済分析ツールの活用法の教材を開発し、GISを利活用できる人材育成に貢献する。
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研究成果の概要 |
地理情報システム(GIS)と空間統計学・空間計量経済学の分析ツールの効果的な連携・活用法を開発した。開発した活用法を応用して、母子世帯の子供の空間集積パターンと地域要因、災害リスクを軽減する都市整備の経済効果等の都市・地域経済分析を行った。研究成果は、Spatial Econometrics Associationの公式ジャーナルであるJournal of Spatial Econometrics等に掲載された。さらに、GISと空間統計・空間計量経済分析ツールの活用法に関する教材を開発した。研究成果を国内外の学術誌、学会、研究会、チュートリアルセッション、ウェブページ等で広く発信した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経済・政策課題には、都市・地域の「空間」構造と密接に関わるものが少なくない。空間統計学・空間計量経済学では、空間的自己相関や空間的異質性を考慮し、区域を跨いだ波及効果(spillover effects)等を推定できる。本研究では、最新のGIS と空間統計・空間計量経済分析ツールを組み合わせた都市・地域経済分析を行うことで、従来の手法では困難であった経済・政策課題の理解と解決に資する新たな学術的知見を提供した。さらに、GISの教材を開発、実践、公開することで、GISと空間データを利活用できる人材育成に貢献した。
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