研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,空間経済モデルを用いて,政策変化が市場の歪みに与える影響を分析することにある。既存研究では,主に政策変化前の市場均衡と政策変化後の市場均衡の差を分析しているが,本研究では,市場均衡と最適配分の差を政策変化前後で比較する方法を開発し,各国間の貿易額,各都市の人口規模,各産業の企業数などの過大・過少という「歪みの方向」の変化を定性的に明らかにし,それぞれの「歪みの大きさ」の変化を定量的に評価する。