| 研究課題/領域番号 |
20K01698
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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| 研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
鈴木 智也 関西大学, 経済学部, 教授 (40411285)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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| キーワード | 難民 / 欧州難民危機 / ドイツ / 空間計量経済学 / 因果推論 / 難民申請者 / ダブリン規約 / シリア難民 / ベーシックインカム / 世代重複モデル / 相利共生 / 競争排除 / 状態空間モデル / 経済移民 / 異文化理解 / 欧州 / 一般化線形モデル |
| 研究開始時の研究の概要 |
難民の多くは近隣の似た国ではなく、遠方でも欧米の先進国へ移る。このような動きについて、匿名のインターネット上では、難民認定申請者は豊かさを求める経済移民であるという意見が散見される。 本研究は、欧州へ流入する難民認定申請者を取り上げ、彼らの多くが経済的な豊かさに惹かれて欧州へ流入しているのかを調べる。また、経済的な要因以外として、欧州のどのような文化的特徴が多くの難民認定申請者を引き寄せるのかを調べる。
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| 研究成果の概要 |
最初に欧州各国への難民申請者の流入について、経済的要因と文化的要因の影響を調べた。サンプル期間は2001年から2016年であり、送り出し国としては2015年の欧州難民危機で上位を占めたシリア、アフガニスタン、イラクを選んだ。その結果、欧州各国の難民申請者数に与える効果について、経済的要因も文化的要因も統計学的に有意であることが判明した。次に、2015年8月に国際ニュースとして報じられたドイツによるシリア難民受け入れ拡大策に着目し、その政策変更がシリアからの難民流入に与える影響を調べた。その結果、難民政策の変更が難民の流入先選択に大きな影響を与えることが判明した。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統計学的に有意な発見の一つは「ドイツの難民受け入れ緩和は欧州へのシリア難民の流入に大きな影響を与えた」ということである。これは幾つかの政策インプリケーションを持つ。難民を受け入れて将来的に労働不足を緩和したい国にとっては、その国がドイツのようにもともと多くの難民が流入している国ならば、難民政策変更は有効な手段となる。他方、難民流入に消極的な国にとっては、安易な難民受け入れ政策は難民流入増大の危機に繋がりかねない。また、積極的な難民受け入れに転換する場合、受け入れ態勢を整えておかなければ、対処できなくなりうる。さらに、一国の政策変更の影響は近隣諸国へ波及するので、国家間での協調も必要とされる。
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