研究課題/領域番号 |
20K01753
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07060:金融およびファイナンス関連
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
鯉渕 賢 中央大学, 商学部, 教授 (60361672)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | M&A / セグメント情報 / インボイス通貨 / 国際化 / 日本企業 / 為替リスク管理 / 買収後パフォーマンス / 生産性 / 合併買収 / 海外企業買収 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、2000年以上の過去20年間に日本の上場企業において実施された買収価格100億円以上のM&A(企業の合併買収)について、買収後の被取得事業パフォーマンスの計測と評価を行う実証研究である。買収企業とその競合企業の有価証券報告書の事業別及び市場別のセグメント情報を用いたセグメント単位のパネルデータベースを用いた新しいパフォーマンスの計測手法によって、近年活発に行われている日本の上場企業の事業会社によるM&Aの買収後パフォーマンスの評価を行い、政策的含意を導く。
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研究実績の概要 |
本年度は日米の上場企業の医療機器企業のM&Aについての理論的・実証的研究を継続して、論文1編を執筆中である。また、日本企業の製造業について円安が企業価値と財務パフォーマンスに与える影響についての論文1編を執筆中である。これらは次年度(2024年度において主に海外の国際学会において報告される予定である。 昨年度の研究成果の公表については、University of Connecticutなどで研究報告を行った。また、研究のアウトリーチの一環として、政策当局者・企業の実務担当者向けに日経新聞等において研究成果からの政策的含意を盛り込んだ記事を執筆した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
特に医療機器産業のM&Aについての実証研究において、実証研究だけでなく、理論モデルの構築も行っているため、論文の完成に時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間の最終年度である本年度においては、医療機器企業のM&Aについての論文と継続的円安下での日本企業のパフォーマンスの決定要因に関する論文について、米国とフランスで開催される国際学会で報告して論文を完成させる予定である。
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