研究課題/領域番号 |
20K01756
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07060:金融およびファイナンス関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
浅井 義裕 明治大学, 商学部, 専任教授 (60433645)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 中小企業金融 / リレーションシップバンキング / 損害保険 / 生命保険 / 金融教育 / 海外進出 / 役員派遣 / デリバティブ |
研究開始時の研究の概要 |
申請者の過去の研究からは、中小企業の資金制約問題の緩和において、損害保険が重要な役割を果たしている可能性が明らかになってきたが、中小企業の企業活動のデータは得にくいため、世界的にみても、中小企業金融における損害保険の役割は依然として解明されていないことが多い。そこで、本プロジェクトでは、わが国の中小企業のデータセットを構築し、「製造業以外の損害保険需要」などを分析して、さらに多くのことを明らかにしようと試みる。つまり、新しい中小企業金融論の構築と世界への発信を目指す。
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研究成果の概要 |
日本の製造業の中小企業に対して、アンケート調査(企業の保険とリスクマネジメント(新型コロナウイルスの感染拡大期)に関する実態調査)を実施した。本調査では、地震保険、製造物賠償責任保険(PL保険)、事業中断保険/利益・費用保険、サイバー保険、法定外労災保険(政府労災保険等の上乗せ補償)、取引信用保険、会社経営者賠償責任保険(D&O保険)を購入している企業の割合が明らかになっただけではなく、それぞれのリスクに備えている保険金額など、従来はほとんど知られていなかったことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アンケート調査で、中小企業の保険購入の実態(地震保険、製造物賠償責任保険(PL保険)、事業中断保険/利益・費用保険、サイバー保険、法定外労災保険(政府労災保険等の上乗せ補償)、取引信用保険、会社経営者賠償責任保険(D&O保険))、特にそれらの保険を購入している企業の割合、保険金額が明らかになったことで、今後、災害などに備えている企業、備えることができていない企業の特徴などを明らかにすることで、中小企業と保険の実態について学術的な貢献ができると同時に、今後、政策的に支援をすべき企業が明らかになるなど、社会的な意義も大きいものと考えられる。
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