研究課題/領域番号 |
20K01822
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
藤原 孝男 豊橋技術科学大学, 総合教育院, シニア研究員 (70173490)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | バイオスタートアップ / AI(人工知能) / インド / バンガロール / スタートアップ生態系 / 創薬 / デスバレー / バイオクラスター / AI / AI応用 / リアルオプション |
研究開始時の研究の概要 |
デスバレーの克服にインドのAI人材の蓄積と技術革新が期待される。大学・ベンチャー・製薬企業の間の1)論文・特許・医薬パイプラインのアイデア相転移と、2)助成金・エンジェル・VC・提携のリスク資金の相転移とによる「アイデアの価値評価」に関して、日本・インドのスタートアップ生態系を基礎にリアルオプション・ゲーム理論・ベイジアンMCMCを応用して、IISc(インド理科大学)の研究者との共同研究を目指す。
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研究成果の概要 |
特にバンガロールの国立創業支援施設C-CAMP,バイオ産業団体ABLE(Association of Biotechnology Led Enterprises)などのインフラとメンター機能に注目した。例えば,ゲノム解析企業Strand Life Sciencesを2000年に創業した初代CEOは,当時IISc(Indian Institute of Science)教授で,MIT修了・Purdue Univ.勤務を経験しており,ABLE創立者・評議員,メンターとして地域の創業支援に貢献している。他方,ABLE名誉会長でBiocon会長はメンター,エンジェル投資をしている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として,ソフトウエア人材の豊富なバンガロールにおいて,成功しているAI応用バイオ・スタートアップの事業的離陸モデルを観察した。先ず,CEOの多くが米欧大学での学位取得,欧米でのポスドク,現地法人などで米欧流の研究・起業環境を経験している場合が多い。次に,多くのバイオ企業が企業内国際分業による米国の大学・病院・企業と共同R&Dをしている場合が見られる。第3に,成功企業経営者による次世代企業へのメンター・エンジェルとして技能移転している様子が観察できる。 社会的意義として,内閣府・JST等のディープテック・スタートアップ生態系への政策立案に向けてインドの離陸モデルを提示できる。
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