研究課題/領域番号 |
20K01825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪市立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
本多 哲夫 大阪公立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (50336799)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ストーリーテリング / ナラティブ / 物語 / 中小企業 / アプライドドラマ / 演劇性 / 演劇 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、近年あらゆる学術分野で注目され、経営学においても関心が高まっている「物語として語る」(ストーリーテリング)という手法の中小企業における実践と支援に関する研究を行う。 中小企業は経営資源、組織特性、存立条件などにおいて大企業とは異なる状況にあり、独自のストーリーテリングの活用の仕方が存在している可能性がある。また、採用難、後継者不足、販路開拓難の深刻化といった中小企業問題の現況を鑑みるに、それらの問題を緩和させると考えられているストーリーテリングの実践は中小企業にとって切実な課題であり、その支援は重要な政策的課題といえる。
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研究成果の概要 |
本研究では中小企業のストーリーテリングについて調査分析し、その実践的課題を探った。効果的なストーリーテリングに必要な要素は複数存在するが、そのなかでも「具体的なエピソード」や「個人的な体験」がキーであることがわかった。中小企業はこうした要素を十分に活用することで大企業以上に効果的なストーリーテリングをおこなえる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストーリーテリング(物語として語る)という手法は近年多くの学術分野で注目され、企業経営に関する研究分野でも関心が高まっている。しかし、その実践的課題についての研究は不十分な状況にあり、とくに中小企業を対象とする研究はほぼ皆無である。大企業に比べてイメージや認知度で劣位にあるといわれている中小企業において、自社をどのように語っていくのか、いかにして自社に興味や関心を持ってもらうのかは切実な課題である。このため、中小企業におけるストーリーテリングの実践的課題を調査分析した本研究の成果は、既存研究の不足を補うという学術的な意義があるとともに、中小企業の活性化に寄与するという社会的意義があるといえる。
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