研究課題/領域番号 |
20K01833
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
坂本 義和 日本大学, 商学部, 教授 (70350288)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | グローバル・サプライチェーン / 国際分業・協業 / イノベーション / 自転車産業 / 台湾 / グローバル・サプライ・チェーン / 企業戦略 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、国際的な企業間分業と協業に関する変遷と現状について明らかにすることを目的として、特に自転車産業に着目することで、産業内の分業と協業にダイナミックな変動が生じているプロセス、ならびにその主体者に変更が生じているプロセスについて検討を行う。具体的にはグローバル・サプライ・チェーンの形成から現状について、またイノベーションを推進させるグローバルな企業間ネットワークの形成から現状について考察を行う。研究方法としては、国際化という空間的広がりに歴史という時間軸を踏まえる目的から歴史的実証研究のアプローチを取る。
|
研究成果の概要 |
本研究課題では、計画の段階において想定する研究成果を、当該分野における国際ジャーナルでの発表とした。しかしながら新型コロナ・パンデミックの影響による海外渡航への制限などから大幅に計画を変更せざるを得ず、またそのため研究の進捗は、所記の計画から大幅な遅れを生じた。そのため本研究課題の研究成果としては、国際ジャーナルでの発表を念頭に置いたいくつかの国際学会ならびに国内学会での研究発表となった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、1970年代以降の製造業において顕著な動きをみせた国際分業などの傾向について、台湾の自転車企業の興隆と国際展開に着目することでアジアの企業側からの視点から検討を行なった。特に経営史の領域においては、オフショア生産や生産機能の切り離しを行った側のアメリカ企業に視点を置いたいわゆるポスト・チャンドラーの議論があるが、この議論に対するアジア側からの回答を提示することが意義となる。 社会的意義としては、国際分業体制において成功を収めている台湾自転車企業を検討することが、いわゆる水平分業体制において遅れをみた日本製造企業に何らかの示唆を与えることができると考えられる。
|