研究課題/領域番号 |
20K01859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
田畠 真弓 専修大学, 商学部, 教授 (80846634)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 人材の国際間移動 / 異文化マネジメント / 人材派遣会社 / グローバル労働市場 / グローバル人材 / 地政学リスク / 知識の移転 / 東アジア資本主義 / 多国籍企業 / 人的管理 / 人材流動 / グローバリゼーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、東アジアのグローバル人材の国際間移動において、人材紹介会社の役割は何か、その仕組みは何かを明らかにする。これまでの研究から、東アジアの国家や地域間で人材が移動し、技術や知識も国境をこえて移転されることが明らかとなった。日本の大手家電メーカーを定年退職した液晶パネル産業のハイテク人材が台湾の液晶パネル産業にコンサルタントとして雇用され、日本の技術を台湾の当該産業に移転した点について明らかにしたことは研究代表者の独自の研究に基づく成果である。本研究は、東アジアの国家や地域間で今後ますます増加する人材の移動やそれに伴う知識や技術の移転を理解する上で重要な研究視点となる。
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研究成果の概要 |
本研究計画では、東アジアのグローバル人材の国際間移動において、人材紹介会社の役割は何か、その仕組みは何かを明らかにするために、質的研究法を用い、海外の人材紹介会社やグローバル人材に聞き取り調査を実施した。コロナウィルスの流行で聞き取り調査はオンラインでの実施に移行、コロナが終息しつつあるなか、2022年4月以降、国内調査を実施、2022年末から2023年1月に台湾を訪問し、グローバル人材のインタビュー調査を行った。2023年6月以降、オンラインや現地訪問を通じてインタビュー調査を実施、海外での就業や留学で豊富な経験のある日本や中国等の人材からも多くの知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバル化の進展で、韓国、台湾、中国、日本等東アジアで高度人材の相互流入が増えている。近年、中国、インド等の新興国市場が次々と立ち上がる中で、これらの国のニーズを開拓できる高い語学力とマーケティング能力に優れた人材が求められるようになった。日本企業は、国内でグローバル人材の育成が難しいことから、近隣の韓国、台湾、中国等の人材を採用するようになり、労働市場、職場文化の違いや異文化ギャップを調整するために人材紹介会社が活躍するようになった。本研究では、人材紹介会社が企業と人材のマッチメーカー(仲介者)としてグローバル就職活動の時代を支える状況について分析を行った。
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