研究課題/領域番号 |
20K01867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
具 承桓 京都産業大学, 経営学部, 教授 (20367949)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | グルーバル・サプライチェーン / グルーバル生産ネットワーク / 自動車産業 / 不確実性 / 地政学リスク / GSCM / EV / GVC / グルーバルサプライチェーン / SCM |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日韓自動車及び部品企業を対象に国際比較の観点から、企業と取り巻く外部環境要因としての「地政学リスク」が、グローバル生産ネットワーク、グローバルサプライチェーンの形成・構築・変貌への影響と、技術統合期における戦略的提携関係にもたらす戦略的行動パターンの変化について明らかにすることである。これらの課題を遂行することによって、地震、タイの洪水,尖閣諸島問題,韓国のサード問題、サーズ、現在の新型コロナなどの病原菌拡散問題などによるGNP及びGSCM、企業の戦略的提携などに与える影響と、大国先企業間の行動パターンの差異と類似性、そのメカニズム、要因などを明らかにする。
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研究実績の概要 |
これまでの研究から得られた知見に加えて,以下のことに関する暫定的な仮説を立てられるようになった。第1に,新冷戦時における自国中心の産業政策が強化されているものの,政治的な陣営論理だけでは,企業の不確実性が無くならず,企業の戦略的な行動は時間軸で変化していく。よって,依然として,企業の環境適応能力と柔軟性が重要となることである。第2に,グローバルサプライチェーンのジレンマは,成長地域と成長期待地域のバランスをどのようにとるかによって,資源配分及び移転のジレンマがあり,このことは企業内での意思決定の遅れを生じさせ,戦略的適合度を低下させることになる。第3に,地政学リスクの深化によるグローバルサプライチェーンのリセットや修正を行うのは,参加プレイヤーを含めたエコシステムのリセットコストとの関係性から分析できよう。 今年度の研究成果としては,共著分担執筆1編,国際学会発表1編,国内学会発表1編を行った。「ビジネス・エコシステムのリニューアルと企業の境界―日本の自動車産業におけるサブシステムのイノベーションの事例―」(『越境協働の経営学』162-198,白桃書房,共著),「現代自動車の事業システム構築プロセスとイノベーション―歴史的な考察・分析と展望―(国際ビジネス研究学会中部部会),“Corporate misconduct and board dynamics: Monitoring mechanisms and technological resources of the board in Japanese firms”(39th EGOS Colloquium,Cagliari,Italy)である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究当初からのコロナ禍の影響により,定性データ収集のための企業や当該地域の関係者などを対象とするフィールド調査が円満に進行できなかったことが,累積的に影響を与えていることが遅延の理由である。
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今後の研究の推進方策 |
可能な限り,質的データの収集のために,現地調査を積極的に展開すると同時に,国内学会(国際ビジネス研究学会など)での研究成果を発表しながら,論文としてまとめて発信していきたい。
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