研究課題/領域番号 |
20K01927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
小田 哲明 立命館大学, テクノロジー・マネジメント研究科, 教授 (80533463)
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研究分担者 |
高梨 千賀子 東洋大学, 経営学部, 教授 (00512526)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 地域ブランド / 地域団体商標 / ブランディング / イノベーション / ダイナミックケイパビリティ理論 / 地域団体商標評価モデル / 広範囲アンケート / オープン・イノベーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、①地域ブランディングにおいてセミ・オープンイノベーションの理論的構築は可能か、②顧客ベネフィット、ブランド・コミュニケーション、インターナル・ブランディングのそれぞれにおいてどのような条件でセミ・オープンイノベーションの理論は有効か、③社会的文脈(social context)に即した地域ブランド活性化モデルにおけるセミ・オープンイノベーションの拡大発展について、現地のフィールド調査による事例分析、アンケート調査に基づいて明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
ダイナミックケイパビリティが地域ブランドに与える影響に関するアンケートに基づき、モデル化されたセミ・オープンイノベーションの成果へ至る因果連鎖について、共分散構造分析を行い、社会的文脈(social context)に即した地域ブランド活性化について分析した結果、社会的価値はブランドに有意には影響していないことが分かった。同様のアンケートを大学発ベンチャーにも送付し、47社から得た回答を基に同様の共分散構造分析を行ったところ、大学発ベンチャーにおいても社会的価値はブランドに有意には影響していないことが分かった。 これらの分析結果に基づいて、論文の執筆を開始している。 さらに、オープンエンドの非構造化インタビューにより、地域特産品を活用している地方大学発ベンチャーを調査し、地域大学の産学連携機関が地方大学発ベンチャーのブランディングに貢献していることについて知見を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
定量分析に用いるアンケートは既に回収が完了しており、定量分析による論文の執筆に取り掛かっている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、さらなる事例を収集するためにインタビューを継続し、定性分析を行う予定である。具体的には、セミオープンイノベーションのステークホルダーである地域大学の役割について分析を進める予定である。また、定量分析及び定性分析による論文の執筆を鋭意進めていく。
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