研究課題/領域番号 |
20K01969
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
|
研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
三浦 俊彦 中央大学, 商学部, 教授 (60190592)
|
研究分担者 |
江戸 克栄 県立広島大学, 経営管理研究科, 教授 (80318592)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 文化 / 消費文化 / カルチャー・コンピタンス / COO(原産国)効果 / ブランド戦略 / グローバル・マーケティング |
研究開始時の研究の概要 |
基礎研究フェーズの2020年度は、a.中核概念のCCB(カルチャー・コンピタンス・ブランディング)の概念整理と体系化を行い、b.国内外企業を訪問調査して、CCBの現実適用性および戦略的価値を分析する。 a.については、社会学・文化人類学などの先行研究における「文化」概念の検討・分析と、経営戦略などの先行研究における「コンピタンス」概念の検討・分析に基づいて行う。b.については、企業の文化資源を競争力とした事例を調査・分析する。
|
研究成果の概要 |
研究課題(カルチャー・コンピタンス・ブランディングの概念整理とグローバル展開への基礎研究)を解明するために、初年度~3年目はコロナ禍もあり文献研究に重きを置き、カスタマー・コンピタンス(企業のもつ文化競争力)の重要な構成要素である日本のCOO(原産国)イメージやグローバル・マーケティング戦略展開の際の文化の位置づけを分析し、コロナも明けてきた最終4年目は、バンコクとハノイで大学生グループインタビューを行い、そこでの知見も踏まえて仮説を構築し、日本のCOOイメージの強みとされる「高品質」イメージについて、インターネット消費者調査を行い、結果をアメリカの学会で発表した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバル・マーケティングの展開において当該企業のもつ文化競争力(カルチャー・コンピタンス)が重要な役割を果たすことは従来から言われてきたが、その文化競争力を「カルチャー・コンピタンス」という概念の下に体系的に整理した点は、学術的な意義が大きい。さらにその枠組みに基づき、日本企業のカルチャー・コンピタンスの重要な一つの構成要素であるCOO(原産国)イメージの「高品質」という強みについて、その強みがどのように形成されているのかをインターネット消費者調査によって統計的に検証した点は、学術的および戦略的に大きな意義があると考える。
|