研究課題/領域番号 |
20K01977
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
高橋 広行 同志社大学, 商学部, 教授 (00580325)
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研究分担者 |
田中 祥司 摂南大学, 経営学部, 准教授 (70704922)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 消費者行動 / ブランド / エンゲージメント / アプリ / ロイヤルティ / スマートフォン / ロイヤルティ・プログラム / 購買行動 / マーケティング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,デジタル時代においてスマート・フォンを中心としたタッチ・ポイントの併用度の違いやスマート・フォンの活用の程度の違いによって,ブランド・ロイヤルティの形成がどのように異なるのかを明らかにするものである。
具体的には,スマート・フォンと他のデバイスやリアル店舗の併用の違い,スマート・フォンのデザイン知覚や活用の程度,消費者の価値観やパーソナリティの違いによって,実際の購買行動(購買率,購買額,購買頻度など)への影響と,ブランド・ロイヤルティの関係について調査で明らかにしていくものである。
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研究成果の概要 |
スマートフォンのアプリで装備されている機能やその活用の程度が,研究目的であるブランド・ロイヤルティにどのように影響するのかについての研究である。とりわけ,ロイヤルティの形成に至る概念として近年注目されているエンゲージメントを尺度を通じて測定しながら,ブランドの評価やアプリ活用の程度が,エンゲージメント,満足度,ロイヤルティ,購買履歴データに対する影響について構造方程式モデルで明らかにしたことである。他にも,ロイヤルティプログラムの構造やQRコード決済の浸透要因,シェアリング・サービスやサブスクリプションなどのアプリ(プラットフォーム)を通じた消費者とブランドとの関係も研究を深めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の研究や実務では,満足度やロイヤルティに注目されてきたが,デジタル時代においてはスマートフォン特にアプリを通じた接点の構築が重要になる。そのアプリが保有する機能と活用の程度によって,ゆるやかな関係性(エンゲージメント)が形成されること,それが満足度やロイヤルティを経て購買行動(実際の購買点数や購買金額)にも影響することが明らかにした。この点は,現代のブランド・マーケティングにおいての構造を明らかにするヒントであり,研究面でも実務面でも大きな貢献である。
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