研究課題/領域番号 |
20K01986
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 福岡工業大学 (2021-2022) 群馬大学 (2020) |
研究代表者 |
高橋 啓 福岡工業大学, 情報工学部, 准教授 (70595280)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 離散選択 / 心理的効果 / マーチャンダイジング / 意思決定 / 視線追跡 / DDM / 異常検知 / Kalman Fliter / Drift-Diffusion モデル / 動的状態推定 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,次の4つの点について研究を行う. 1) 意思決定における「時間」を明示的に考慮できるDrift-Diffusion モデル(DDM) を用い,2) 実際のマーケティングにおいて生起する心理的効果を考慮できるように改良し,3) 従来のDDM研究における実験室環境だけではなく,実店舗において,4) 心理的効果が生起しうる選択肢間の関係性が意思決定における「時間」にどのような影 響を与えるかについて明らかにする.
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研究成果の概要 |
本研究では,短時間の離散的意思決定モデルであるDrift-Diffusion (DDM)モデルについて,理論的には類似効果に代表される心理的効果を反映可能なようにモデルを拡張し,アイカメラによる何をその瞬間に見ているのかという部分情報を反映させることにより,より精度の高い消費者行動モデルを構築した.具体的には,代表者が以前研究を行なっていた Generalized Nested Logit Model に代表される Nest 構造を持つモデルと対応する形で類似効果を DDM に組み込んだ.そしてパッケージが似通っているポテトチップスの選択実験により,DDM上でも類似効果の生起が確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた知見は,実店舗における即時プロモーション等 e-commerce に押されがちである実店舗における施策の立案,評価に応用することができる.今回構築したモデルを基礎とし,カメラ等による個人の実店舗内行動や視線を追跡することにより,見ている商品のプロモーションが有効な場合にはそのプロモーションを行うことにより,当該商品の訴求をより効率的かつ自動に行うシステムの構築へ応用可能であると考えられる.
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