研究課題/領域番号 |
20K02017
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
小酒井 正和 玉川大学, 工学部, 教授 (50337870)
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研究分担者 |
田坂 公 福岡大学, 商学部, 教授 (80435932)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 管理会計 / 現地化 / グローバル化 / インタンジブルズ / 人的資本 / 組織資本 / 原価企画 / 経営工学 / 経営学 / 会計学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、管理会計論および経営工学の文理融合的観点から、原価企画のグローバル化・現地化に貢献できるインタンジブルズ(無形の資産)のマネジメントのあり方について探究し、グローバル時代の原価企画活動のリファレンスモデルを提示することにある。3年間の研究を通じて、①IT経営革新に役立つ業績評価システム、②原価企画のためのインタンジブルズの複合的活用について探究し、③原価企画活動の海外展開に役立つインタンジブルズ経営の実践的指針を提案することを目標とする。
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研究成果の概要 |
本研究における成果は、原価企画のグローバル化に貢献できるインタンジブルズ経営の実践的指針について検討を行い、ASEANへ進出している日本メーカーの在外子会社等に対して、企業価値を創造するインタンジブルズをどのように構築していて、どのように競争力構築に役立っているかを明らかにできたことである。具体的には、インタンジブルズ(人的資本、情報資本、組織資本)の構築度、QCD(品質、コスト、生産性・納期)の基準(標準)、現地独自の製品仕様の度合い、原価見積もり精度の関係性を明らかにできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、これまで管理会計のグローバリゼーションに関する先行研究は存在していたが、インタンジブルズの海外移転に関する研究は乏しく、先行研究の成果に対して現代的意義を追加できたことが挙げられる。海外進出する日本メーカーとって、どのようにインタンジブルズ(人的資本、情報資本、組織資本)を海外に移転したり、現地で構築できているのかについての現状を把握することで、今後の海外、とりわけASEAN地域へ進出する際にどのようにインタンジブルズに関する投資意思決定を行うべきかに関するリファレンスモデルを提供できたことが社会的意義となる。
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