研究課題/領域番号 |
20K02038
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
中田 範夫 山口大学, 経済学部, 教授(特命) (90146142)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 経営管理組織 / 電子カルテ / 看護配置 / DPC / BSC / 新型コロナウイルス感染症 / 財務業績 / 非財務業績 / 公立病院 / 公的病院 / 改革・統合 / 同一医療圏 / 新型コロナウイルス / 総合医療センター / こころの医療センター / 原価計算 / 共同購入・利用 / アウトソーシング / 非公立病院 / マネジメント / 財務指標 / 非財務指標 |
研究開始時の研究の概要 |
公立病院の赤字体質が長らく指摘されてきた。確かに公立病院以外の病院の財務状況は公立病院ほどにはひどくない。そこで、その財務状況の違いがどのような要因から生じているのかを明らかにすることを課題としている。 一方で、国民医療費は毎年我が国の国内総生産の伸び率以上で増大している。この大きな要因は医療関係の技術向上(高額医薬品や高額医療機器の登場)および人口減少の中における高齢化の進行である。 国民医療費を病院側から見ると病院収益であるが、国民一人一人にとっては保険料や窓口負担である。したがって、医療サービスとそのサービス負担がどうあるべきかを我々は常に意識しておく必要がある。
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研究成果の概要 |
平成28年に行った公立病院に対する調査結果、および平成29年公立病院を除く総ての病院種類に対する調査結果を比較し、そこから公立病院の非効率性についての原因を明らかにすることが研究の目的である。 令和2年度の研究では経営管理を担当する組織、内部環境およびマネジメント手法が医業費用収益率、在院日数および病床稼働率に対してどのような影響を及ぼしているかを明らかにした。令和3年度の研究は、「新型コロナウイルス感染症感染下における病院経営-地方独立行政法人山口県立病院機構のケース-」という論文を作成し たことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの我が国及び諸外国の研究を見るとき、病院におけるマネジメント手法の導入が病院の財務・非財務業績に影響を及ぼしているという研究は見られる。しかし、病院の組織形態を分類して、組織形態・内部環境・マネジメント手法-財務・非財務業績という関係を研究している文献は見られない。そこで、今回の研究によってそれらの関係を明らかにした。 公立病院と公立病院以外のデータを比較・分析することにより、その相違を明らかにすることができた。
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