研究課題/領域番号 |
20K02056
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
|
研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
木村 麻子 関西大学, 商学部, 教授 (30389233)
|
研究分担者 |
北田 皓嗣 法政大学, 経営学部, 准教授 (90633595)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | CSR / 戦略的意思決定 / 統合報告書 / サステナビリティ情報開示 / コミットメント / CSR経営 / サステナビリティ経営 / サーキュラーエコノミー / サステナビリティレポート / 統合報告 / 環境経営 / CSR/サステナビリティレポート / トピックモデリング / 経営者メッセージ / CSRコミットメント / CSR strategy / topic modeling / top message / CSR reporting / attribution |
研究開始時の研究の概要 |
近年、企業は従来のように利益を追求するだけでなく、CSRやサステナビリティに配慮したマネジメントを要求されており、実際に実行する企業が増えています。しかしながら、実際にどのようにCSRに関連した戦略的意思決定を行っており、それらが企業にとって有用であるかは必ずしも明らかになっていません。本研究では、日本企業のCSR戦略の変遷を対象として,主に、①企業がどのように戦略課題を選択しているのか、②それらの戦略的意思決定が業績に与える影響、の2点を明らかにします。
|
研究成果の概要 |
本研究では、企業がどのようにCSRに関する戦略課題を選択しているのかを明らかにすることを主たる目的としている。この目的を達成するために、まず開示情報のトピックを時系列的に考察することで戦略的意思決定の変遷を考察した。その結果、日本企業は12018年までの間に、ビジネストピックの頻度が増加し、サステナビリティトピックは多様化していることが明らかになった。次に、環境配慮型製品開発というトピックに対して日本企業がどのような戦略的意思決定を行い、実行するかについての事例を考察した。当該企業では、環境戦略において有期目標の設定や事業間でグッドプラクティスを共有する仕組みを設計していた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
企業のCSR活動の開示が求められる一方で、それらの開示が印象操作と批判されることも少なくない。本研究では、日本企業の経営者がステイクホルダーに対していかなるトピックについてエンゲージメントを発してきたのかを時系列的に示したところに実務的および学術的な意義がある。また、開示するテキスト量の多寡や研究者の判断で辞書を作成するテキストマイニング で評価する先行研究が多い中、トピックモデリングを採用したこと、またビジネス、統合、サステナビリティの3つのトピックに区分して文脈を踏まえた上で経営者メッセージを分析する可能性を示したところに学術的な意義がある。
|