研究課題/領域番号 |
20K02068
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
北川 慶子 聖徳大学, 心理・福祉学部, 教授 (00128977)
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研究分担者 |
大串 浩一郎 佐賀大学, 理工学部, 教授 (00185232)
日野 剛徳 佐賀大学, 理工学部, 教授 (20295033)
田原 美香 杏林大学, 保健学部, 教授 (30638268)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 正常性のバイアス / 災害時ソーシャルキャピタル / 災害時避難要支援者 / 自立避難 / 中山間地・過疎地域 / 人口高齢化率 / 障害者の自立避難能力 / 災害ソーシャルキャピタル / 避難時要配慮者 / 中山間地域の高齢化 / 避難支援者の高齢化 / 障害者の自立避難 / ソーシャルキャピタル / 福祉避難所 / 避難経路 / 正常性バイアス / 災害時要支援者(要配慮者) / 避難行動 / 避難路 |
研究開始時の研究の概要 |
近時、自然災害の複合化・大規模化・広域化とその様態が変化するにもかかわらず、「これまでの経験」が「正常性のバイアス」となり、多くの被災者・犠牲者を出してきた。特に避難時要配慮者の早期避難が実現すれば被災・犠牲者の最小化を図ることができる。 生命を守るための「早期避難」であれば高齢者・障害者に対する支援者は必要としない場合が多い。これらの人々に対し、災害時の「避難の正常性バイアス」をソーシャルキャピタルの3指標により分析・評価する。それを低平地において、高齢者・障害者による早期避難のための複数避難路の実証実験を実施し、避難5要素と5段階警戒レベルにより早期避難の判断・避難路の適切性を検討する。
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研究成果の概要 |
自然災害の複雑化、大規模化、広域化、頻発化が進む日本では、障害者もその程度により自立避難が可能なことを認識すべきである。だが災害対応の経験が、正常性バイアスとなり、過疎地にいる障害者の避難は大きな課題となっている。その解決には、早期避難情報を入手できれば障害者は自立して避難することができるというのが本調査研究の結論である。早期避難が進めば犠牲者を最小に化することができる。今後過疎地域では高齢化が進み避難支援者が少なくなる。障がい者は自力避難能力があるということを地域住民が理解し、障害者には避難支援者が必要であるという正常性のバイアスを払拭することで、避難支援者の減少課題も解決できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、障害者や要介護高齢者に対する「避難時要支援者」意識が未だ変化していない現実を直視し、それを正常性のバイアスと捉え、その転換を図る必要性をテーマとした。本課題調査から障害者・高齢者は障害やその程度により自力避難ができることが明確化した。今後、地域の災害時ソーシャルキャピタルである地域住民が高齢化し、避難時要支援者が増加する。従って自力避難の可否の覚知が支援者不足の解決の糸口になる。
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