研究課題/領域番号 |
20K02122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 松本大学 |
研究代表者 |
福島 智子 松本大学, 大学院 健康科学研究科, 教授 (60435287)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ケア労働者 / 外国人 / 移民 / 高齢者介護 / 看取り / 緩和ケア / 家族 / 外国人ケア労働者 / グローバルケアチェイン / 在宅死 / イタリア |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、グローバルケアチェインにおける看取りの詳細を明らかにするものである。対象地域として、先進国の中で在宅死割合が高い特徴のあるイタリアを取り上げ、死にゆく人に寄り添い、送り出す行為が、家族ではない第三者(ケア労働者)に委託される近年の現象に着目し、そのことがもたらす遺族(家族)やケア労働者への影響を明らかにする。ケア労働者と共に家族を看取った遺族と、看取りの経験をもつケア労働者を対象としたインタビュー調査を実施し、看取りの外部委託の実際を質的に分析することで、介護の先にある看取りの多面性を捉えることが目的である。
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研究実績の概要 |
本研究は、グローバルケアチェインにおける看取りの詳細を明らかにするものである。今年度は、本科研において初めてイタリアにおける現地調査が可能となり、8月8日から9月4日まで、ローマ、クレーマ、マントヴァ、ボローニャにて質的調査を実施した。ケア労働者とケア労働者による介護(看取り)を経験した家族、計9名を対象としたインタビュー調査を実施した。これまではローマ近郊において調査を行っていたが、今回は地域を拡大し、対象者についてもケア労働者のみならず、家族(遺族)の介護を外国人の介護労働者に依頼した家族の視点からの意見を収集できたことが、大きな収穫である。来年度は延長期間において、2回目の現地調査を実施し、データ収集に努める。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症の影響により、当初予定していたイタリアでのフィールドワーク(計画では4年間で3回の調査)が今年度1回の実施となった。それでも、大学の長期休業を利用して、なるべく長く現地調査の期間をとることができたため、インタビューの対象者は9名確保できたが、当初の予定よりは遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度実施した現地調査で得たデータ分析を進め、さらに来年度前半に2回目の現地調査を短期間ではあるが実施予定である。
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