研究課題/領域番号 |
20K02204
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 株式会社ケアコネクトジャパン(地域ケア経営マネジメント研究所) |
研究代表者 |
出井 涼介 株式会社ケアコネクトジャパン(地域ケア経営マネジメント研究所), 研究開発部門, 主任研究員 (40854922)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 認知症の行動・心理症状 / 認知症高齢者 / 混合軌跡モデリング / 変化パターン / 縦断研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、分析方法に混合軌跡モデリングを採用し、認知症高齢者の行動・心理症状パターンとその関連要因を実証的に明らかにすることを目的とする。 研究期間は3年間とし、初年度においては認知症の行動・心理症状に関する国内外の文献レビューを深めると同時に、認知症高齢者に関わる学術的・実践的な専門家を対象に質的調査(聞き取り調査)を実施する。 次年度は、認知症高齢者を調査対象に量的縦断調査(観察法および質問紙法)を行い混合軌跡モデリングによる解析を行う。 最終年度は、それらの研究成果を基礎に、認知症高齢者の個別性に対応する介護のあり方について検討する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、要介護者の個別性に対応した最適な介護モデル構築に資する基礎資料を得るために、分析方法に混合軌跡モデリング(GBTM: Group-Based Trajectory Modeling)を採用し、認知症高齢者の行動・心理症状パターンとその関連要因を実証的に明らかにすることである。 令和4年度は、前年度の三つの成果(①認知症の行動・心理症状(BPSD: Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)に関する測定尺度項目案を作成、②認知症の行動・心理症状の構成概念妥当性および変動パターンの検討に必要な調査票をアプリケーション化してモバイル端末に実装したデータ入力装置の開発、③要介護高齢者を対象に前記データ入力装置を使用して予備調査を実施した上で、調査員にとって調査内容が分かりやすいものであるか・データ入力装置の操作が調査員にとって複雑なものでないか・データ入力装置がデータ収集の妨げになるような大きな不具合を起こさないか等の確認)を基礎として、介護事業所における認知症の要介護高齢者を対象とした縦断的な量的調査の実施の準備を進めた。 その結果、縦断的な量的調査の実施が可能な介護事業所や調査員候補について臨床現場との協議・選定を進め、本研究において分析対象となる縦断データの収集実施に必要な調査フィールドや調査に関わる協力者に関する情報が整理した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和4年度は介護事業所における要介護高齢者を対象とした量的調査の準備を進めたものの、新型コロナウイルス感染症の影響により縦断的な調査開始に至らなかったことから「遅れている」と判断される。
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今後の研究の推進方策 |
当初の研究計画から縦断的な量的調査実施時期を調整し、研究目的の達成を目指す。ただし、要介護高齢者の介護事業所における量的調査の実施は新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点から今後の社会情勢を鑑みつつ、適切な対応を図っていくものとする。
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