研究課題/領域番号 |
20K02210
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
柴田 貴美子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (20438873)
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研究分担者 |
西方 浩一 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 教授 (00458548)
栗城 洋平 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 助教 (20772966)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / ロールプレイテスト / ソーシャルスキル / 親子 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではアニメーションを用いて現実に即した場面を教示し,ロールプレイからの評価も簡便な自閉スペクトラム症児・保護者用ロールプレイテストタブレット版(RPTCPタブレット版)を開発し,利便性を検証することを目的とする. 計画している具体的な研究項目は,①音声認識,対話システムを取り入れたRPTCPタブレット版の開発,②テスター用トレーニングツールの作成,③RPTCPタブレット版の臨床的有用性の検証,の3つである.
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研究実績の概要 |
自閉スペクトラム症児(ASD児)のコミュニケーションは,学校のみならず家庭生活においても多くの影響を受けている.ASD児を養育する親のストレスは多大で あ ると言われ,家庭の中で社会的スキルを活用したコミュニケーションに課題があることが推測される.ASD児だけではなく,親を含めた親子の社会的スキルの 測 定が必要と考え,学齢期ASD児とその親に着目した,自閉スペクトラム症児・保護者用ロールプレイテスト(RPTCP)を開発した.RPTCPの実用化を目指す際,時間と 労力がかかる難点があった.そこで,本研究ではアニメーションを用いて現実に即した場面を教示し,ロールプレイの評価も簡便な自閉スペクトラム症児・保護 者用ロールプレイテストタブレット版(RPTCPタブレット版)を開発し,利便性を検証することを目的とする. 計画している具体的な研究項目は,1)標的スキルの教示や質問と回答方法に改良を加え,音声認識,対話システムを取り入れたRPTCPタブレット版の開発,2)テスター用トレーニングツールの作成,3)RPTCPタブレット版の臨床的有用性の検証,の3つである.本研究の目的は,アニメーションを用いて現実に即した場面を 教示し,ロールプレイからの評価も簡便なRPTCPタブレット版を開発し,スキルの評価を可能な限り自動化することである.さらに,学齢期ASD児を支援している者を対象にRPTCPタブレット版を実際に使用してもらい, 臨床的有用性を検証する.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19により,1)標的スキルの教示や質問と回答方法に改良を加え,音声認識,対話システムを取り入れたRPTCPタブレット版の開発の予備実験が停滞した.昨年度RPTCPタブレット版のテスター用マニュアルが完成し,現在,最終段階の3)RPTCPタブレット 版の臨床的有用性の検証中である.
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今後の研究の推進方策 |
現在,3)RPTCPタブレット版の臨床的有用性の検証を実施中であり,研究対象者の6割が終了した.残りの対象者を確保し,アンケートの回収を終え,最終的な分析を行う予定である,また,国際学会への発表も予定している.
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