研究課題/領域番号 |
20K02215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
藤本 優 大妻女子大学, 人間関係学部, 助教 (80849399)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 農福連携 / プログラム評価 / 障害者 / 福祉的就労 / 農業 / 障害者就労継続支援事業 / 社会福祉 / 障害者就労 / 地域活性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、障害者の農業分野での活躍を通じて農業経営の発展とともに、障害者の自信や生きがいを創出し、社会参画を実現する取り組みである農福連携を地域の中で定着させ、地域活性化に資する取り組みの一つとして効果的なプログラムを構築する研究である。 プログラムの構築には、CD-TEP評価アプローチ法をもちいる。CD-TEP評価アプローチ法は、プログラム理論・エビデンス・実践家の円環的対話による効果的福祉実践プログラム形成のための評価アプローチ法として大島らによって開発されたプログラムである。
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研究成果の概要 |
本研究は地域活性化に資するための農福連携を実施するためのプログラム理論を構築するために実施された。プログラム理論とはプログラム評価の手法を用いた理論生成の方法であり、本研究においては、社会課題解決のために有効な科学的で根拠のある社会プログラムを生成する方法論であるCD-TEP評価アプローチ法を用いて効果モデルを作成した。農福連携は、農業分野において障害者が就労することにより農業分野の人手不足の課題と障害者の社会参画を目指す社会課題を解決するために実施されているものであるが、実施にあたっていくつかの問題が把握されている。それらの問題に対してCD-TEP法を用いて、農福連携の効果モデルを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
農福連携はいまだに課題の多い実践活動の一つである。一方で、この取り組みは農業分野の人手不足と障害者の社会参加という2つの社会課題を解決する社会的に意義深い活動の1つである。課題の一つは、この活動が誰が主導し、どこに向かって、何を活動の評価とするのか、ということが見えにくいところにある。本研究において、障害者就労継続支援B型事業の限定ではあるが、農福連携を実施している事業所においてそれらの活動の調査を実施し農福連携をどのようなシステムをととらえる必要があるのか、そのために事業所の職員が何をすべきかということを整理したことに社会的意義があったと考える。
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