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社会的養護を必要とする子どもにポートフォリオを活用した性教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K02258
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関川崎医療福祉大学

研究代表者

若井 和子  川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 教授 (60584133)

研究分担者 谷野 宏美  川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 准教授 (20390247)
荻野 真知子  川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 助教 (60847945)
佐藤 久恵  川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 助教 (20974380)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード性教育 / ポートフォリオ / 社会的養護 / 児童養護施設 / 対人関係 / 学童
研究開始時の研究の概要

児童養護施設に入所している子どもは、感情表現が乏しいため、性の被害者または加害者になる危険性やいじめが起こるリスクが高い。この問題に対応するために各児童養護施設において性教育の実施が求められ、マニュアルまで作成されているが、性教育の効果について子ども目線の明確な評価が報告されていない。
本研究は、ポートフォリオを用いた性教育プログラムが社会的養護を必要とする児童の対人関係形成能力に及ぼす影響を明らかにする。

研究実績の概要

本研究は、ポートフォリオを用いた性教育プログラムが社会的養護を必要とする児童の対人関係形成能力に及ぼす影響を明らかにすることを目的としている。性教育プログラムは小学4~6年生を対象に隔月1回、計2回(第1回目:「いのちの誕生」、第2回目:「大切な心とからだ」)を実施する。
令和5年度よりCOVID-19が5類感染症に移行したことで、児童養護施設へ研究協力の依頼を行い、研究活動を再開した。児童養護施設の施設長より協力の同意を得たが、先方が希望する訪問可能な日程は、当初の計画とは異なり、児童の長期休暇期間が保護者との外泊予定のため、土曜日・日曜日・祝日に限定された。これらの日程で研究活動が可能となるよう、分担研究者を1名増員し、スケジュールを調整した。さらに、従来は第1回と第2回のレクチャー担当を決めて活動していたが、研究者ら全員がレクチャーを実践できるように準備を整えた。そして、当該年度は8施設訪問し、データ収集を行った。性教育プログラムに参加した対象者は令和2年度から累計56名であったが、2回目性教育プログラムの欠席者を除外すると対象者は49名となった。令和5年度3月において、途中報告として得られたデータの量的分析を行い、考察した。
今後の方針として、令和6年8月までデータ収集を継続し、量的データ分析に加えて質的データ分析を行い、性教育が児童の対人関係能力に及ぼす影響について考察する。そして、研究成果を学術学会において公表する。また研究協力が得られた児童養護施設へ研究成果を報告する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

児童養護施設の訪問を再開し、令和5年度までに11施設を訪問できたが、児童のスケジュールとの調整が困難なため訪問可能な日程が限定され、当初の計画よりやや遅れている。

今後の研究の推進方策

令和5年度同様に土曜日、日曜日、祝日にデータ収集を行う。関西地域、山陰地域の児童養護施設に研究協力の依頼を行い、8月までデータ収集を継続する。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 児童養護施設において学童期にある子どもを対象とした性教育の実態(第1報)2020

    • 著者名/発表者名
      谷野宏美、若井和子
    • 学会等名
      第61回日本母性衛生学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 児童養護施設に入所している子どもへ行う性教育に対する職員の思い(第2報)2020

    • 著者名/発表者名
      若井和子、谷野宏美
    • 学会等名
      第61回日本母性衛生学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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