研究課題/領域番号 |
20K02294
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
古賀 聡 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (00631269)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 家族支援 / 臨床動作法 / ストレスマネジメント / ストレスコーピング / ロールプレイング / 発達障害 / 動作法 / 保護者支援 / 発達支援 / 心理教育 / ボディワーク / 心理劇 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、障害や疾患のある人の家族の身体性の回復と関係性の再構築を支援する家族支援プログラムを開発することである。包括的な家族支援プログラムとして、緊張緩和や自己理解を促すボディワーク、自己理解と対人関係性を支援するロールプレイング等のドラマアプローチを提案する。プログラムは、アルコール依存症者、認知症者、発達障害児者の家族に実施し、安全かつ効果的な家族支援プログラムを開発する。
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研究成果の概要 |
本課題では障害や疾患のある人の家族の身体性の回復と関係性の再構築を支援するホリスティックな家族支援プログラムを開発した。障害児の保護者やアルコール依存症者の家族が抱える疲労感や緊張感などを確認し、身体動作を媒介とする心理療法である臨床動作法の技法を取り入れたボディワークを実践し、その効果について検証した。家族が抱える苦悩や事情については、詳細な説明を求めることが難しく、その点で身体動作や姿勢に表現される心の動きを推測し、より良い心身の体験へと誘導する臨床動作法の効果が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、発達障害児の保護者やアルコール依存症の家族を対象として、安全かつ効果的に緊張感や疲労感の緩和する方法として、身体動作を媒介とする臨床動作法の活用を提案した。これまで障害や疾病、さまざまな心理的不適応のある当事者を対象とした心理療法として活用された臨床動作法を、健康動作法として位置づけ、それぞれの家族のニーズに応じた援助方法について提案した点に学術的、社会的意義があると考えらえる。
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