研究課題/領域番号 |
20K02318
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 沖縄国際大学 |
研究代表者 |
岩田 直子 沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (70310068)
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研究分担者 |
正木 遥香 大分大学, 教育マネジメント機構, 講師 (00819831)
田口 康明 鹿児島県立短期大学, その他部局等【文学科(日本語日本文学専攻、英語英文学専攻),生活科学科(食物栄養専攻、生活科学専攻),商経学科(経済専攻、経営情報専攻),第二部商経学科】, 教授 (20289862)
堀 正嗣 熊本学園大学, 社会福祉学部, 教授 (60341583)
廣野 俊輔 同志社大学, 社会学部, 准教授 (60626232)
橋本 真奈美 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 准教授 (60714582)
平 直子 西南学院大学, 人間科学部, 教授 (80352201)
星野 秀治 星槎道都大学, 社会福祉学部, 講師(移行) (90550947)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 自立生活運動 / 主体形成 / 他者の権利のために動く / ライフヒストリー / TEA(複線径路等至性アプローチ) / 共生の障害学 / 地域共生社会 / 障害者 / 他者の権利のために活動する / TEM調査 / TEM / 権利 / 自立生活 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、障害当事者の自立生活を可能にする権利行使主体形成に必要な条件を明らかにすることである。 効率や能力を優先し、優生思想によって人々の価値を決める社会を根本から問い直さないまま共生を進めても差別や疎外が繰り返されかねない。無条件の生存の肯定を基盤に据えた「共生の障害学」の視点から自立生活運動の担い手のライフヒストリーを聞き取り調査し、彼らがどのように社会矛盾を解決する主体(権利行使主体性、変革の主体性)を形成していったのかを探る。また、自立生活を成り立たせている条件を明らかにする。
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研究成果の概要 |
障害者運動における主体形成、換言すると、障害者運動において他者の権利のために行動するに至る条件を明らかにするため、ライフヒストリーに注目して聞き取り調査を行った。聞き取った内容は、人生経路の多様性を社会・文化的背景を捉えつつ可視化する際に有用な手法であるTEA(複線径路等至性アプローチ)を用いて分析を行った。 調査分析の結果、共通する主体形成の条件として、①自他の抑圧経験を自覚すること、②自ら声を上げて行動する必要性を認識すること、③運動における役割意識を自覚すること、④他の人を大切にしたいという感情、⑤地域の複数のコミュニティと関わりをもつ経験が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
障害当事者の自立生活を可能にする権利行使主体形成に必要な条件を明らかにし、地域共生社会の実現に向け障害当事者が主体的に権利を行使するための環境整備の諸条件を明らかにしたことが社会的意義といえる。また、効率や能力を優先し、優生思想によって人々の価値を決める社会を根本から問い直さないまま共生を進めても差別や疎外が繰り返されかねない現状を鑑み、無条件の生存の肯定を基盤に据えた「共生の障害学」の視点から権利行使主体性、変革の主体性の形成過程を分析したことは学術的意義といえる。
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