研究課題/領域番号 |
20K02322
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
務臺 均 信州大学, 学術研究院保健学系, 准教授 (90548760)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 認知症 / 脳卒中 / 高齢者 / 自分らしい生活 / IADL / QOL |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、在宅生活を送っている認知症を合併した脳卒中高齢者が、「自分らしい生活」を獲得するために、高齢者自身が希望する生活活動への支援を提供することによって、心身機能、ADL、QOLおよび介護状況に及ぼす影響を検討する。支援内容は、どのような活動をしたいか、本人の意思を尊重し、高齢者自身が自分で活動を決定できるよう支援し、決定した活動に対する支援を在宅において訪問リハビリテーションを用いて実施する。研究スケジュールは、2020年度は準備期間および支援開始、2021から2022年度は支援の継続およびデータの収集、2023年度はデータ解析および学会発表・論文作成を計画している。
|
研究実績の概要 |
本研究では、在宅生活を送っている認知症を合併した脳卒中高齢者を対象として、「自分らしい生活」を獲得するために、脳卒中高齢者自身が希望する生活活動への支援を提供することによって、心身機能、日常生活活動(Activities of daily living:ADL)、生活の質(Quality of life:QOL)および介護状況にどう影響を及ぼすか検証することを目的としている。 研究方法は、訪問リハビリテーションを受けている地域在住の認知症を合併した脳卒中患者と面接を行い、「自分らしい生活」を実現するために、Aid for Decision-making in Occupation Choice(ADOC)を用いてどのような活動をしたいか、希望する手段的日常生活活動に関連する活動を決定する。支援内容は、生活行為向上マネジメントを用いて希望する活動を基に研究者が設定し実施する。アウトカム評価は、身体機能、精神機能、日常生活活動、手段的日常生活活動、QOL、介護負担度、および利用している介護保険サービスを評価する。評価時期は、初回、その後3か月ごと、最終(最長12か月後)に実施する。分析方法は、希望したIADLに関連する活動を集計しカテゴリー化、アウトカムの変化を分析し、支援の効果の検証を行う。 令和4年度は研究全体の中で、対象者のエントリー、支援開始、および評価実施を実施した。1)対象者のエントリー(令和4年4月~令和5年3月)。2)支援の開始(令和4年4月~令和5年3月)。3)評価開始(令和4年3月~令和5年3月)。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和4年度は研究全体の中で、研究の準備、対象者のエントリー、支援開始、評価実施を実施した。研究の準備は予定通り完了した。対象者のエントリーは令和2年8月から令和5年3月で30名のエントリーを予定していたが、令和5年3月31日の時点で11名でありやや予定より少ない状況である。よって、研究の達成度としては遅れている状況である。
|
今後の研究の推進方策 |
次年度は、現在集計で着ているデータの解析を行い、途中経過となるか学会報告等を実施していく。また,対象者のエントリー、対象者への支援および3か月毎の評価を継続して行っていく。
|