研究課題/領域番号 |
20K02375
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 安田女子大学 |
研究代表者 |
楠 幹江 安田女子大学, 家政学部, 教授 (40071609)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | カンボジア / 家庭科教育 / 家庭科 / 国際協力 |
研究開始時の研究の概要 |
カンボジアの初等中等家庭科のカリキュラムの開発支援を目的に研究を行う。家庭科のカリキュラムを確立するために、まず家庭科授業の現状を把握し、問題点を抽出する。また、現行の教科書の分析を行い、その内容を整理する。そして、カンボジアの文化や歴史を反映した特色あるカリキュラムを構築する。構築したカリキュラムを使用して、系統的な家庭科教育を実践し、その効果を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究課題においては、これまでにカンボジアの家庭科教育に関する教科書やシラバス等の分析を行ってきた。2020年度には、カンボジアの高等学校における家庭科教育の推進を図るために、教科書内容分析を行い、現状の分析並びに課題について検討した。2021年度以降、カンボジアの家庭科教育に関するカリキュラムや指針等の資料を集め、それらの分析等を進めた。2022年度には、カンボジアの 2018年改訂カリキュラム・シラバス(教育青年スポーツ省省令)のうち、小学校社会科の家庭科関連領域について検討した。その際、日本の小学校学生指導要領(文部科学省 2017年告示)家庭の内容と比較し分析を行った。分析の結果から、カンボジアの小学校における家庭科教育に関する特徴や課題等が示された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度まで、世界的なコロナウィルスの影響を受け、本研究もカンボジアでの現地調査等の渡航ができない状況が続いていた。当初の計画では、現地調査ならびに模擬授業の実践などを行い分析する計画であったがそれらの進捗ができていない状況であった。そのため、資料収集およびその分析を中心に進めてきた。2023年度より、現地調査等の渡航が可能な状況となったので、現地調査ならびに模擬授業の実践などを行い分析する計画である。
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今後の研究の推進方策 |
カンボジアにおける家庭科教育は、主として、生活技術に重点がおかれて教育が行われてきたが、今後は、生活技術の修得と共に、生活課題解決力や学校で学んだことを実生活に活かす実践力や行動力、他人との共生力が求められることになる。すなわち、技能・知識のみならず、生徒の意欲や態度を高めさせることが必要となってくる。生徒自身が、自国の生活課題と向き合いながら、それらを主体的に学び取って問題を解決していく姿勢、すなわち生きる力を育むカリキュラムの構築が求められる。そのような観点から、これまでの資料分析等を基に、カンボジアの小中高の体系的な家庭科教育の在り方について、現地調査ならびに模擬授業の実践などを行い、総合的な分析や検討を進める計画である。
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