研究課題/領域番号 |
20K02376
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
|
研究機関 | 山梨学院短期大学 |
研究代表者 |
萱嶋 泰成 山梨学院短期大学, その他部局等, 教授(移行) (90365453)
|
研究分担者 |
今井 伸二郎 東京工科大学, 応用生物学部, 教授 (50629152)
小林 公子 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (90215319)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 食情報 / ショウジョウバエ / 食科学 / サーチュイン活性化 |
研究開始時の研究の概要 |
これまでに確立させたショウジョウバエによる食品成分の生理機能解析法を進め、機能未知であった食品成分の機能を明らかにし、食品成分の機能解析に適した疾患モデルショウジョウバエ系統の更なる拡充を行う。
|
研究成果の概要 |
食品成分や生体成分の未知な生理活性作用について、ショウジョウバエを実験動物として使い、解析を行なった。 カカオに含まれる脂肪酸トリプタミドは、老化抑制や個体寿命の延伸にはたらくサーチューンを活性化させる可能性を明らかにした。脂肪酸の代謝に関わるカルニチンの摂取により、脂肪の代謝が促進される可能性を明らかにした。また、カルニチン摂取による生理作用は運動の有無によって異なる可能性が示唆されたため、実際にヒト臨床試験を行い、運動習慣との関連を明らかにした。ジペプチド分解酵素のCNDPについて、ショウジョウバエCNDP突然変異体系統を新規に樹立し、CNDPが酸化ストレス応答に関わることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食品成分のうち、人体にどのような生理活性作用を及ぼすのかわかっていない食品成分は多数存在する。それら食品成分の機能について、ショウジョウバエを用いて解析することよって、対象とする食品成分が多細胞生物に対して生理活性作用を持つのか、ヒトに対しても生理活性を有するのか、その生理活性は多細胞生物に普遍的な作用であるのかの知見を得ることができる。ショウジョウバエに対する生理活性が老化抑制機能や脂質代謝調節機能が示唆された場合、高等動物による実験や臨床試験を経て、ヒトにおける生活習慣病の発症予防や健康長寿維持への貢献に繋がる。
|