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未就学肢体不自由児の衣生活改善支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20K02389
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関大阪教育大学

研究代表者

山田 由佳子  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (20304074)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード未就学児 / 既製服 / リフォーム / 医療的ケア / 障がい / 衣服 / 前開きリフォーム / 前立て布 / 衣生活改善 / 肢体不自由
研究開始時の研究の概要

本研究は、未就学肢体不自由児の衣服の問題点を探り、既製服リフォームを中心として、その衣生活改善に焦点をあてたものである。
まず、未就学肢体不自由児の保護者等を対象にアンケート調査を行い、衣服の問題点を明らかにした上で、それに対応した簡単な衣服リフォームの方法を開発する。開発した教材を用いたリフォーム指導については、ネットでのオンライン指導等、様々な方法について検討する。以上の方法を通して保護者が気軽に、簡単にリフォームに取り組めるようになる条件を明らかとし、肢体不自由児の衣生活改善および保護者のQOLの向上を目指す。

研究成果の概要

本研究は、未就学肢体不自由児を対象とした既製服リフォームによる衣生活改善を目標に、衣服リフォーム等についての実態調査と前開きリフォーム方法の有効性を検証した。
1)大学生を対象に、前開きリフォーム教材のオンライン視聴による実習を行った際の出来栄えやアンケート調査から本教材は簡易で、直接指導無しで作成可能であることがわかった。2)全国の障がいにより着替えが困難なお子さんを持つ保護者を対象にWeb調査を行った結果、未就学で6割近くの人が自分でのリフォーム経験があり、特に気管切開や胃ろうをしている子どもの保護者にリフォーム経験がある人が多く、講習会参加希望が高いことが確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、障がいにより自分で着替えが困難な子どもの衣生活改善に着目し、毎日繰り返される着替えの不都合を前開きリフォームにより解決することを試みた。あまり実態が報告されていない気管切開、胃ろうなど医療的ケアに関わる衣服の問題が明らかとなった事は社会的に意義があると考えている。医療的ケアがある子どもの保護者の方がリフォームやその講習会の必要性が高いことが確認されたことから、今後の障がいのある子どもの衣生活及び介助者のQOLの向上に向けて支援をどうするかの示唆が得られた。今後は手術を行う医療機関と連携し、早いうちに不安や不満の解消に努めることが必要であると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 衣服の着脱が困難な子どもの衣服の問題点とリフォームの実態-障がいのある未就学児を対象として-2023

    • 著者名/発表者名
      山田由佳子
    • 雑誌名

      生活文化研究

      巻: 60 ページ: 47-58

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • オープンアクセス

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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