研究課題/領域番号 |
20K02410
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 |
研究代表者 |
吉村 英一 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 室長 (70613214)
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研究分担者 |
古瀬 裕次郎 福岡大学, スポーツ科学部, 助教 (40826377)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 食欲 / 脳内報酬系 / エネルギー摂取量 / 身体活動量 / 睡眠不足 / エネルギー代謝 / 体重変動 / 主観的食欲 / 体重調節 / エネルギー調節 / 摂食感情 / 内因性カンナビノイド / 摂食行動 / 味覚 / ストレス / 情報探索行動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、摂食行動と体重調節の規定要因として無意識レベルの摂食感情のゆらぎに着目して、摂食行動および体重調節の個人差の原因を探索する。課題1は、空腹時間の延長(朝食欠食)による情報探索行動(眼球運動)と外部感覚(味覚の嗜好性)の変動が摂食行動(エネルギー摂取量と食事内容)に及ぼす影響を検討し、相互の関連性を探索する。課題2は、無意識レベルの摂食感情(味覚の嗜好性と情報探索行動)が減量効果に及ぼす影響を検討する。
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研究成果の概要 |
睡眠不足(5時間)と対照睡眠(8時間)の無作為化クロスオーバー試験によって、短時間睡眠の期間中は、対照睡眠と比較して夕方から夜間にかけて主観的な空腹感と脂質に対する欲求が有意に高値を示した。一方、エネルギー摂取量と栄養素の摂取量は条件間に有意な差が認められなかった。脳内報酬系の客観的な指標として2-アラキドノイルグリセロールを評価し、2-アラキドノイルグリセロールは睡眠不足で有意に変化したが食事や体重の変化との有意な相関関係は認められなかった。 研究全体として、コロナ禍での実施となったため、研究計画の大幅な変更を余儀なくされたが、申請時点の目的は到達することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
無意識レベルの摂食感情の指標として血中の2-アラキドノイルグリセロールに着目し、異なる睡眠時間(5時間 vs. 8時間)による影響を評価した結果、睡眠状態による血中の2-アラキドノイルグリセロールへの明確な影響は確認されなかった。一方、睡眠時間の削減(5時間)は、対照睡眠時(8時間)と比べて夜間の主観的な摂食感情を高めることが確認された。翌朝の主観的な摂食感情には条件間に差がなかったことから睡眠不足による夜間の摂食感情の高まりが、エネルギー摂取量の増加を促進する可能性が考えられた。
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