研究課題/領域番号 |
20K02413
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
安達 美佐 帝京大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (10782352)
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研究分担者 |
鈴木 明日香 (根本明日香) 帝京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (20722482)
山岡 和枝 帝京大学, 公私立大学の部局等, 客員教授 (50091038)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 生活習慣病 / 発症・重症化予防 / 管理栄養士 / 生活習慣改善 / 食習慣 / スキルチェック / 発症予防と重症化予防 / 生活改善を促す支援者 / 保健指導スキルの向上 / 評価 |
研究開始時の研究の概要 |
「健康日本21(第2次)」の基本的方針に生活習慣病の発症・重症化予防の徹底が掲げられており、医療機関での療養指導及び外来栄養食事指導に加えて、特定保健指導および糖尿病性腎症重症化予防が行われており、支援者の保健指導スキルの向上は課題のひとつである。しかし、実際には支援者の経験やスキルの差が成果を左右することも否めない。本研究はこれら生活改善のより高い成果とNCD該当者の将来のリスク軽減のために、保健指導スキル向上の手法開発に着目し、生活改善プログラム実施者のより高い成果を導くスキル向上のために開発した「スキルチェック」がスキル向上に寄与するか評価を行うことを主要な目的とする。
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研究実績の概要 |
「健康日本21(第2次)」では生活習慣病の発症・重症化予防の徹底が掲げられており、栄養・食生活は生活習慣病の予防、社会生活機能の維持・向上、QOL向上の観点から重要とされ、専門的技能を有し、介入効果が上げられる質の高い介入ができる人材の活用が望まれている。本研究は、栄養・食生活に関する専門的技能を有する人材である管理栄養士の栄養指導の経験やスキルの差に左右されることなく、一定の成果を上げるための人材教育ツールの開発を目的としている。 本年度の計画は、すでにプレリミナル研究として作成した「スキルチェック」の項目内容の精査と、スキルチェックの回答と実際のスキルレベルとの整合性を確認するための客観的評価ツールの検討であった。「スキルチェック」は管理栄養士が栄養相談において介入成果を上げるために、およそ2週間ごとに介入の行程手順や行程ごとの介入ポイント等を確認し、自己チェックできるものである。試験的に33名が実施した「スキルチェック」において、回数を重ねてもスキルが上ったと実感できなかった項目(第78回公衆衛生学会で発表済)ついて、段階的に細分化した項目を追加し、どこを補強すれば次のスキルにつながるかがわかるように修正した。さらに、プレテストとして35名に対し、「スキルチェック」の各行程の実施状況と実際のスキル状況との乖離がないかを確認するため、「スキルチェック」への回答と症例を用いて初回面談のロールプレイングを行った。「スキルチェック」では実施できていると回答しても、実際のスキルではできていない状況であった割合が3割程度あったため(第81回公衆衛生学会で発表)、それらの項目について「スキルチェック」を再度、修正した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は、スキルチェックの回答と実際のスキルレベルとの整合性を確認するための客観的評価ツールの検討を行う予定であった。しかし、「スキルチェック」を繰り返し行っただけではスキルアップの実感が持てないと思われた項目があったことがわかったため、各項目について、どのように細分化すれば段階的に自分のスキルがどこまでできているのかがわかるのか、実際に栄養相談を行っている管理栄養士(12名)からヒアリングを行うことに時間がかかった。 また、「スキルチェック」の回答とロールプレイングの実施から、乖離がある項目が3割あり、加えて、その項目を実施する意義を理解しないまま実務にあたっている者が少なくないという想定外の現実も発覚した。これは「スキルチェック」する以前の問題であるが、栄養相談において最低限必要と思われる事柄を理解しているか否か気づく前段階の質問項目の設定も必要となった。これらの善処策の検討に時間を要し、実際にスキルの評価基準を設定し、本テストを行うための調査計画に着手することも遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
スキルチェックの回答と実際のスキルレベルの整合性を確認するための本テストを実施できるよう作業を進める。現在、本テストのための調査計画書を作成し、帝京大学倫理委員会倫理審査を受ける準備を進めており、承認が得られ次第、本テストを実施する予定である。 また、本テストに参加する管理栄養士に対する活用マニュアルの作成も必要となる。そのマニュアル作成も並行して作業を進める予定である。なお、本テストの対象者は生活習慣病の発症・重症化予防に関わる管理栄養士で、病院、診療所、薬局に勤務し、日常的に栄養相談を実施する管理栄養士を想定している。
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