研究課題/領域番号 |
20K02431
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
名嶋 義直 琉球大学, グローバル教育支援機構, 教授 (60359552)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 批判的談話研究 / 民主的シティズンシップ教育 / 批判的リテラシー / 多様性 / 寛容さ / 民主的シティズンシップ / 教材 / 新聞記事 / 沖縄の地方紙 / 複言語主義 / 多様性への寛容さ / 沖縄地方紙 / 地方紙 / 沖縄 |
研究開始時の研究の概要 |
沖縄社会の市民でもあり研究者・教育者でもある申請者の社会的責務を考え,批判的談話研究の姿勢で沖縄社会を分析し,その研究成果を主体的に社会と関わる「民主的シティズンシップ教育」に活用するという研究と教育とが融合した実践教育研究を行う。具体的には,地方新聞の批判的談話研究と民主的シティズンシップ教育とを掛け合わせた「研究と教育との融合」のあり方を研究し実践すると共に,その研究成果を教育の現場にフィードバックする。まず沖縄がテーマとなっている新聞記事を素材として批判的談話研究を行う。つぎにその研究成果を取り入れた民主的シティズンシップ教育教材を作成し改訂を重ねる。そして最終年度に教材として刊行する。
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研究成果の概要 |
最終目標である民主的シティズンシップ教育教材を刊行した。刊行後、民主的シティズンシップについて理解を深めたり実際に教材の使い方などを考えたりするオンラインイベントを複数回行った。そのほか国内外各機関において、批判的談話研究と民主的シティズンシップ教育とを融合させたワークショップや講座で講師を担当した。また複数の大学で特別講義や集中講義を行った。台北・香港では国際シンポジウムで発表も行った。論文掲載は書評も含め2本、掲載は4月となったが学際的な学術雑誌に沖縄の地方新聞の記事をデータとした論文も執筆した。以上が批判的談話研究と民主的シティズンシップ教育との融合についての研究成果とその還元である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
民主的シティズンシップを育てる教材を出版することによって、教育において活用できるリソースを提供することができた。それによって民主的シティズンシップ教育に取り組み方の例を示すことができた。また、批判的談話研究と民主的シティズンシップとの融合を目指した実践的研究と教育実践をテーマとした講演・ワークショップ・特別授業・集中講義などを行った。それらの研究成果の還元によって、研究や教育に関わる人々に意識面でも変化や影響を生み出すことができた。つまり本研究成果は、物的リソースの提供だけではなく、心的リソースの提供も行った。これが本研究成果の研究成果の学術的意義や社会的意義である。
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