研究課題/領域番号 |
20K02440
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
佐川 佳之 椙山女学園大学, 人間関係学部, 准教授 (50634341)
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研究分担者 |
橋本 あかね 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 客員研究員 (20852130)
藤根 雅之 関東学院大学, 社会学部, 准教授 (40802947)
武井 哲郎 立命館大学, 経済学部, 准教授 (50637056)
本山 敬祐 岩手大学, 教育学部, 准教授 (50737640)
宋 美蘭 弘前大学, 教育推進機構, 准教授 (70528314)
竹中 烈 愛知文教大学, 人文学部, 准教授 (90762229)
藤村 晃成 大分大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (00883159)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 中間支援組織 / ネットワーク / オルタナティブスクール / フリースクール / 行政起因型 / 民間生成型 / 地域間比較 / オルタナティブ教育 / 地域 / 行政 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、地域間比較を通じてフリースクール(FS)やオルタナティブ・スクール(AS)とそれらの中間支援組織の重層的な関係の実態を考察する。FS・ASの中間支援組織の機能・目的・仕組み・形成過程、及びFS・ASと中間支援組織との関係の特徴の分析から、中間支援組織の多様な実態と機能、及びFS・ASの活動に及ぼす影響を明らかにするとともに、連携を通じたFS・ASの支援・教育の可能性と課題を提示する。
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研究実績の概要 |
本共同研究は,オルタナティブスクール(以下AS)・フリースクール(以下FS)などのオルタナティブ教育の中間支援組織に関する地域間比較による分析を目的とするものである。最終年度となる2023年度においては,一部に本研究の成果が含まれるものを含め,研究代表者・研究分担者による個別の成果(雑誌論文2件,学会発表2件,図書2件(うち1件は2024年4月に刊行予定))が発表された。代表者・分担者の個別の主題をもとに,ネットワークへの関心から諸地域における中間支援組織,あるいはAS・FSの教育実践の展開を明らかにする成果が発表されたと総括できる。また成果発表以外にも,定期的にオンラインによる研究会を開催し,メンバーによる調査の経過報告と検討も継続してきた。 本共同研究は,代表者・分担者がそれぞれのフィールドで調査研究を行うことを基本としながら,それらの事例からAS・FSの中間支援組織を分析するための枠組みを共同で検討してきた。研究期間全体を通じて,代表者・分担者の個別の調査(一部,分担者間の共同による調査を含む)の成果,および本共同研究グループによる成果が得られた。前者の成果については,代表者・分担者が調査を行った地域のAS・FSと中間支援組織の関係の動向に関して,地域特有のネットワーキングの状況やAS・FS固有の課題に着目した分析が展開されたと言える。後者については,共同研究として日本教育学会第81回大会のラウンドテーブル「オルタナティブ教育の中間支援組織の地域間比較」を企画した。同ラウンドテーブルにおいては,本共同研究グループが研究分担者の調査から得られた4つの事例の比較検討を通じて考案した,AS・FSの中間支援組織の形成過程を捉える概念(「行政起因型」と「民間生成型」)の紹介とともに,研究分担者による中間支援組織の形成過程あるいは機能の性格に関する事例分析の報告が行われた。
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